更新日: 2019.01.07 その他
女子こそ起業!ライフスタイルに合わせた働き方で活躍する理想の方法とは?
そんなときに考えてみて欲しいのが「起業」という方法。子どもが小さいけどお金のために働きたい、空いた時間でおこづかいが稼ぎたいという女性のための起業について、実際に起業した人の声も交えて考えてみます。
Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
子どもを預けなくても働ける環境を【親子のためのカフェを開業】
母子家庭(ご主人とは死別)のAさんは生活のため仕事を探しましたが、ほとんどの会社から「保育園など預け先は決まっていますか?」「病気になったらどうしますか?」と聞かれたそうです。そして保育園は「働く先が決まっていないなら預かれません」という返事。
息子さんはまだ小さく風邪などをひくこともあり、不安定な状況を告げるとほとんどの企業は採用してくれませんでした。たった一つ受かったパート先も息子さんの病気で早引きすることも多く、だんだんと居づらい雰囲気に・・・。
そこで、大切にとっておいたご主人の生命保険で、昔からの夢だったカフェを開業。お店にはおもちゃや小さなテーブルを置いて、子どもも来店しやすい環境に仕上げました。息子さんはAさんと一緒に出勤。
近隣は新興住宅街で若い家族が多かったこともあってか、毎日満席とは行きませんが、開業から3年経った今も安定して経営されています。
自分の好きなことでお金を得たい【ハンドメイド品をネット販売】
ご主人と娘さんと3人暮らしのBさん。もともと手先が器用で、自分の服や娘さんの服を作ったりしていたと言います。その手作りの品を友人から褒められることも多く、「服や小物を作って販売したい」と思うようになりました。
販売するのはインターネットのハンドメイドの販売サイト。パッチワークの小物や親子お揃いのワンピースやマフラーなど、自分が作っていて楽しいもの、好きなものを中心に揃えました。「子どもの小さい今、無理に働きに出るよりも子どもと過ごせるし、自分の好きなことでお金を得られるし、いいことばかりです」とBさん。
まだ純収入は数万円といったところですが、ハンドメイド仲間とイベントを開催したりと、楽しみつつ仕事を拡大させてらっしゃいます。いずれは小さなお店でハンドメイド品を売るのが夢なのだそうです。
老後こそ好きなことで生きていきたい【ドッグトリマーとして活躍】
子育ても終わり、ご主人と2人暮らしに戻ったCさん。自宅の一角を使ってドッグサロンの経営をはじめました。
大学卒業後大手航空会社に就職、その後ずっと働き続け、早期退職者が募られたこと、お子さんたち2人が巣立ったことを契機に55歳で退職、その退職金を元手にトリマーの学校に通い、自宅を改装したそうです。57歳でお店をオープン。
犬が大好きで指先も器用だったことから、「今更だけどトリマーは天職だ」と感じると言います。
航空会社で培った接客、犬好きならではの優しいトリミング、自宅の一角というアットホームさもあり、近隣では人気のトリミングショップとなっています。
「女性こそ起業」なのはなぜ?
3人の起業した女性たちのお客さんは、やはり女性です。家庭でお財布を握っているのは多くは女性であり、また働く女性も増えていることもあり、女性のためのサービスが求められています。女性による、女性のためのサービスが喜ばれているのだと思います。
また、会社に9時から17時まで勤めるよりも、自営業のほうが時間に自由が利くのも特徴です。
何十人も雇用するような大きな会社にしたいのか、自分のペースでフリーなスタイルでやっていきたいのかで異なりますが、最初の資金を抑え、喜ばれるサービスを提供していけば、継続して仕事が続けられるのも起業のよいところです。
実際起業となると考えなければならないことがたくさん出てきますが、いきなり「会社を設立する」でなく、小さなことからはじめてみれば新しい道が見つかるかもしれませんよ。
Text:FINANCIAL FIELD編集部