更新日: 2024.09.05 キャッシュレス

「ペイディ」などのアプリで「分割払い」を利用し、支払いが遅れてしまった場合「ブラックリスト」に入ってしまうのでしょうか?

「ペイディ」などのアプリで「分割払い」を利用し、支払いが遅れてしまった場合「ブラックリスト」に入ってしまうのでしょうか?
キャッシュレスでの支払いやネットショッピングが急速に普及する昨今、さまざまな決済サービスが登場しています。中でも、ペイディは簡単に後払いや分割支払いができる決済サービスとして高い知名度を誇り、利用している人も多いでしょう。
 
分割支払いや後払いができるのは便利である一方、支払い遅延のリスクも発生し、最悪の場合はブラックリストに入る可能性もあります。
 
そこで、本記事ではペイディの利用時に支払いを滞納したらブラックリストに入るのか、解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

ペイディとは

Paidyとは(ペイディ)とは、株式会社Paidyが運営している決済サービスです。スマートフォンだけで決済が完了するだけでなく、翌月などにまとめて購入代金を支払えます。いわゆる、後払い決済サービスの1つです。
 
以下に、ペイディのメリットをまとめました。
 

・メールアドレスと携帯の電話番号のみで利用可能
・後払いができる
・分割支払いができる
・複数の支払い方法を選べる

 
支払い方法は翌月一括払いのほか、口座振替や銀行振込を利用すれば、3・6・12回などの分割支払いを手数料無料で行えます。高額商品の購入時など、大きな金額を支払う際には特に便利でしょう。
 
メールアドレスと携帯の電話番号のみで利用できるほか、クレジットカードを持っていなくても分割支払いや後払いを利用して買い物ができる点もペイディの大きな魅力であり、特徴の1つです。
 

ペイディでの支払い遅延はブラックリストに入る?

ペイディは株式会社CICという信用情報機関に加盟しており、ブラックリストへの登録もCICが行います。つまり、ブラックリストへ登録される際の判断基準はペイディのものではなく、信用情報機関であるCICのものになります。
 
なお、信用情報機関とはクレジットカードやローンなど、個人の信用を基に締結する契約情報の管理や提供を行う機関のことです。契約内容だけでなく、支払い状況や滞納履歴などに関する情報も保管しています。
 
以下のケースに該当する場合、ブラックリストに登録される可能性があります。
 

・61日以上または3ヶ月以上の延滞や滞納
・返済ができず、保証契約における保証履行が行われた場合
・裁判所が破産宣告をした場合
・債務履行を行った場合

 
つまり、ペイディの利用において2~3ヶ月の支払い遅延を起こすと、ブラックリストに入る可能性が高いといえます。
 

ブラックリストに入ると起こること

ブラックリストに入ると金融機関などからの信用を失い、返済能力がないとみなされます。信用情報を参照する取引ができなくなるため、生活にも不便が生じるでしょう。ブラックリストに入ることで、できなくなる行為は以下の通りです。
 

・新たな借り入れ
・クレジットカードの利用
・ETCカードの利用
・携帯電話の分割購入
・保証人になる

 
新たな借り入れは銀行や消費者金融によるものだけでなく、自動車や住宅などのローンも含まれます。自動車や住宅の購入にはかなり多くのお金が必要なため、ローンを利用できないのは非常に不便です。
 
クレジットカードが利用できなくなる点も、普段の生活においてかなり不便でしょう。当然ながら、新しくクレジットカードを作ることもできなくなります。
 
ただし、デビットカードは利用できるため、ネットショッピングや実店舗でのキャッシュレス支払いには対応できます。
 

2ヶ月以上支払いが遅れると、ブラックリストに入る可能性がある

ペイディに関しては、数日や数週間支払いが遅れてもブラックリストに入ることはないでしょう。しかし、2ヶ月以上支払いが遅れた場合、ブラックリストに入る可能性は充分にあります。普段の生活が送れないほどの重大な弊害はないものの、不便を強いられるでしょう。
 
購入代金が後払いの場合、「支払期日までには何とかお金を用意できるだろう」と考えて、つい買い物をし過ぎてしまうケースがあります。代金を支払えずに滞納してしまわないよう、利用金額は常にチェックしましょう。
 
また、支払い期限を忘れて滞納するケースも考えられるため、予定の整理と把握は常に行ってください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集