更新日: 2024.09.07 その他

家電製品を購入すると大量の「発泡スチロール」がでます。かさばって何枚もゴミ袋が必要になるのですが「いい捨て方」はないですか?

家電製品を購入すると大量の「発泡スチロール」がでます。かさばって何枚もゴミ袋が必要になるのですが「いい捨て方」はないですか?
家電製品を購入するとほぼ必ず出る大量の発泡スチロールですが、処分に困ることも多いのではないでしょうか。捨て方によっては無料で処分できるため、ごみ袋を何枚も使わずに捨てられる可能性があるのです。
 
そこで今回は、発泡スチロールを捨てる方法をご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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発泡スチロールはおもに「プラスチック製容器包装」に該当|捨て方は自治体によって異なる

発泡スチロールはおもに「プラスチック製容器包装」に該当するため、一般的にはリサイクル対象として専用の回収日が設けられている場合があります。しかし、自治体によってごみの該当区分が違うため、捨て方が変わるケースもあるようです。
 
例えば、横浜市は発泡スチロールを処分する際に、以下のルールが設けられています。

【緩衝材の場合】

●週1回の「プラスチック製容器包装」の収集日に出す
●出す際は砕くなどして、50センチメートルより小さいサイズにする

【商品として購入した発泡スチロール】

●1番長い辺が50センチメートル未満の場合:週2回の「燃やすごみ」のときに、透明もしくは半透明の袋に入れて出す
●1番長い辺が50センチメートル以上の場合:「粗大ごみ」で出す

上記のように、自治体によっては緩衝材として使用されていた発泡スチロールか商品として購入したものかで捨てる方法も変わる場合があるため、詳細は各自治体のホームページなどで確認するとよいでしょう。
 

発泡スチロールのおもな捨て方

発泡スチロールのおもな捨て方は4つです。

●自治体のルールに沿ってごみとして処分する
●リサイクルボックスで回収してもらう
●不用品回収業者に依頼する
●家電製品を購入した家電量販店に引き取ってもらう

自治体で回収する場合、基本的に可燃ごみかプラスチックのリサイクル回収のどちらかに該当するようです。また、粗大ごみとして捨てなければならないケースもあります。
 
魚や肉などの食品を入れる発泡スチロール製トレーであれば、きれいに洗って乾かした状態でスーパーなどのリサイクルボックスで回収してもらうことも可能です。ただしどの店舗でも対応しているわけではないため注意が必要です。
 
引っ越しなどで家電製品を大量購入し、発泡スチロールがかなり多くなった場合は、不用品回収業者に依頼することもひとつの手段です。費用は業者によって違いますが、1万円未満~数万円とかなり幅広く設定されています。
 
家電製品を購入した家電量販店によっては緩衝材として使用されていた発泡スチロールを引き取ってくれる場合もあるため、問い合わせてみるとよいでしょう。家電製品の配送・設置を同時にお願いしている場合は、その場で回収してくれるケースもあるようです。
 

緩衝材や部材として1年間で4万トンの発泡スチロールが使用されている

一般社団法人プラスチック循環利用協会によると、2018年時点で家電製品などの緩衝材や部材として1年間で4万トンの発泡スチロールが使用されているとのことです。発泡スチロールが使われている分野はさまざまですが、緩衝材・部材分野は全体の31%です。そのため、1つの家電製品を購入するだけでも細かくしなければかなりのごみ袋が必要になるでしょう。
 
ごみ袋は自治体にもよりますが、40~45リットルの袋で1枚10~100円ほどするため、場合によっては発泡スチロールを出すだけで数百円発生する可能性もあります。
そのため、発泡スチロールを出す場合は以下のような方法でかさばらないように工夫することがおすすめです。

●スチロールカッターなどを使って小さく切る
●袋に入れて割る

いずれも小さくしてからごみ袋に入れると、かさばらずにまとめられるでしょう。
 

発泡スチロールは自治体のルールを守り適切に処分しよう|家電製品購入時は購入店舗に回収してもらえる可能性あり

おもに可燃ごみやプラスチック製容器包装に該当する発泡スチロールは、基本的に無料で処分が可能です。ただし、自治体によって処分する方法が違うため、ルールを守って捨てましょう。
 
また、不用品回収業者など、専門の業者に依頼する場合は数万円かかるケースもあるため、事前に見積もりを取って検討することがおすすめです。
 
家電製品を購入した際に出た発泡スチロールであれば、購入した家電量販店に回収してもらえるケースもあります。家電量販店に引き取ってもらえる場合はごみ袋なども必要ないため、処分に困っている場合は確認してみるとよいでしょう。
 

出典

横浜市ウェブサイト
一般社団法人プラスチック循環利用協会 「循環型社会」を実現させる発泡スチロール -発泡スチロール協会-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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