更新日: 2024.07.29 その他

アニメや映画で見るような「執事」って日本に存在するの?雇うとしたら料金はいくら?

アニメや映画で見るような「執事」って日本に存在するの?雇うとしたら料金はいくら?
執事といえば、燕尾服を身にまとい、家事の管理やスケジュール管理をはじめとする主人の仕事のサポートをする職業というイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。執事は中世ヨーロッパの時代に広くみられるようになり、その後世界中に広まっていきました。
 
庶民からすれば、執事はアニメや映画など創作の中にのみ登場する存在で、現代の日本では、その存在すら疑問視する人も多いでしょう。そこでこの記事では、日本に存在する執事の詳細と、雇う場合の料金について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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執事は日本にも存在するのか

執事は日本において特に稀有な存在ですが、現代の日本にも執事は存在し、料金を払えば雇うことが可能です。
 
日本には1890年に設立された「全日本執事協会」が存在し、執事のサービスを提供しています。また、「日本バトラー&コンシェルジュ株式会社」という会社でも、依頼に応じて執事を派遣するサービスを行っています。
 
現代では、執事も社会の変化に合わせてその在り方を変え、現代社会のニーズに対応した職業となっています。主人の要望に応じて、家事の代行やスケジュール管理、家族とのコミュニケーションやお客様のおもてなしなどを高い水準で行い、特別な体験を提供するサービスとなっているようです。
 

執事を雇う場合料金はどのくらい?

執事と聞くと、365日住み込みで、主人やその家族と行動を共にしているイメージがあるのではないでしょうか。365日雇用するとなれば、料金も相当な金額になるため、庶民が雇うにはハードルが高いと感じるかもしれません。
 
しかし現代では、執事の雇用は柔軟に行うことができます。数時間〜1日単位で執事の派遣を依頼することが可能です。イベントの開催日などの特別な日に執事の派遣を依頼し、執事のいる生活を楽しんだり、お客様をおもてなししたりするといった利用の仕方も多いようです。
 
「全日本執事協会」の執事雇用プランは、時間に応じての4つのプランに分かれています。表1では、それぞれの利用時間と料金をまとめています。なお、料金は税別です。
 
表1

プラン名 利用時間 基本料金 延長料金
フットマン 執事1名あたり3時間 2万4000円 8000円(1時間ごと)
バトラー 執事1名あたり8時間 6万円 8000円(1時間ごと)
セカンドスチュワード 執事1名あたり20日間(8時~21時) 68万円~ 6万円(1日ごと)
ハウススチュワード 1日24時間1ヶ月30日間(1日3人の執事による交代制) 600万円 なし

※全日本執事協会「料金プラン」を基に筆者が作成
 
表1の料金プランは、基本料金に加え、執事が現地に赴くまでの交通費も別途必要です。執事名簿からの執事の指名は、無料で行えます。
 
「日本バトラー&コンシェルジュ株式会社」でも、「全日本執事協会」と同じように、時間に応じた執事のサービスを提供しています。参考料金は表2の通りです。なお、料金は税別です。
 
表2

利用時間 料金
8時間 8万円
20日間9時~18時 156万8000円
365日24時間(常勤1名、3交代制) 790万円

※日本バトラー&コンシェルジュ株式会社「バトラー(執事)サーヴィス」を基に筆者が作成(料金は税別)
 
表1・表2のプランをみると、1日のみの利用であれば、庶民でも十分に執事のサービスを体験することが可能です。
 
最高位のプランでは、3人交代制で24時間主人のサポートをしてくれます。料金から分かる通りかなりの富裕層向けのプランであり、アニメや映画などで見るような執事の雇用の形に近いといえるでしょう。
 

庶民でも執事の体験は気軽に行える

執事は、日本において特に稀有な存在ですが、現代の日本にも執事は存在します。現代のニーズに応じた特別な体験を提供する職業として、今も日本に存在し続けているのです。
 
現在は、執事の雇用は数時間~1日単位で依頼できるため、庶民でも執事のサービスを気軽に体験できます。特別な日やイベントの開催日などに依頼をし、執事のいる生活を満喫してみてはいかがでしょうか。
 

出典

全日本執事協会 料金プラン
日本バトラー&コンシェルジュ株式会社 バトラー(執事)サーヴィス
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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