更新日: 2024.07.26 その他

座り心地だけじゃない!?新幹線「グリーン席」の「普通席」との違いとは?

座り心地だけじゃない!?新幹線「グリーン席」の「普通席」との違いとは?
新幹線のグリーン席と普通席の違いは、座り心地だけではありません。快適に過ごせるようなサービス設備、料金にも違いがあります。
 
そこで今回は、グリーン席の魅力を紹介します。料金の違いについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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新幹線のグリーン席とは?

JR東日本の新幹線の座席には「自由席」「指定席」「グリーン席」「グランクラス」の4種類があります。グリーン席のあるグリーン車は、普通車(自由席や指定席)よりもグレードが高い特別車両で、快適に過ごせるようにさまざまな設備やサービスが充実しています。
 
ただしその分、普通車より料金設定は高くなります。グリーン席には、次のような特徴があります。


・自由席や指定席と比較して、1車両における座席数が少なく、座席の幅や前後の席の間隔に余裕がある
・全席にコンセントやフットレストがある
・高機能なリクライニングシートが採用されている

上記の特徴は、車両によって異なりあくまで一例です。
 
また、普通車よりも照明の明るさを落としてあるのも特徴のひとつであり、新幹線の移動時間を落ち着いてゆったり過ごしたいときは、グリーン席を選ぶとよいでしょう。グリーン席に乗るには、新幹線乗車に必要な「乗車券」と「特急券」のほかに、「グリーン券」を追加で購入する必要があります。
 
なお、「グランクラス」は、東北新幹線、北海道新幹線、北陸新幹線の一部列車に設けられた特別席となっています。グリーン席よりもさらにゆったりとしたスペースが用意されており、アテンダントによるサービスのある列車では、ドリンクや軽食が無料で提供されるケースもあるようです。
 

グリーン席と普通席の料金の違いは?

グリーン席の料金は、実際に乗車する区間の距離で変わります。また、列車によっても料金が異なります。ただし、「おとな」と「こども」は同じ料金です。
 
JR東日本内を相互発着する区間、およびJR西日本内の北陸新幹線(上越妙高~敦賀間相互発着区間)のグリーン料金・グランクラス料金を、表1にまとめました。
 
表1

営業キロ 100キロまで 200キロまで 400キロまで 600キロまで 700キロまで 701キロ以上
グリーン席 1300円 2800円 4190円 5400円 5600円 6600円
グランクラス(A) 6540円 8040円 9430円 1万640円 1万840円 1万1840円
グランクラス(B) 4450円 5950円 7340円 8550円 8750円 9750円

※東日本旅客鉄道株式会社「きっぷあれこれ グリーン券 特急・急行のグリーン料金」を基に筆作成
 
一例として、東京~仙台間の通常期の参考価格を紹介します。JR東日本によると、東京~仙台間は、普通車自由席で1万560円です。東京~仙台間は営業キロが約350キロメートルあるので、グリーン席の場合はグリーン料金が4190円加算され、1万4750円となります。
 
グリーン席は追加料金が加算され高額になるため、年末年始などの最繁忙期に普通席が満席でも、グリーン席なら空いているかもしれません。普通車の座席を確保できないときは、グリーン車の空席もチェックしてみてください。
 

グリーン席と普通席の違いは料金やサービスなど、座り心地以外にもある

グリーン席と普通席の違いは、車両によって異なりますが、座り心地のよいシートのほか、全席にコンセントやフットレストが設置されているなどの特徴が挙げられます。
 
グリーン席に座るためには乗車券と特急券のほかに、追加でグリーン券を購入しなくてはなりませんが、ワンランク上の新幹線移動を体験できます。グリーン席は列車によって多少の違いがありますので、チケット購入の際に確認しましょう。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社ウェブサイト
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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