更新日: 2024.07.25 その他
夫が「オートキャンプ」のために車を「軽」から買い替えたいと言っています。3人家族ですが、そこまで大きい車は必要でしょうか?「維持費」が心配です…
今回は車をキャンプのために買い替えたい一家を例に挙げ、どのような車がオートキャンプ向きなのかを解説していきます。
執筆者:齋藤彩()
そもそもオートキャンプとは?
明確に定義はされていませんが、オートキャンプとは車を使ったキャンプのことを指します。日本国内においては“オートキャンプ場”と呼ばれるレジャー施設があり、キャンプをできる場所まで自家用車で乗り入れ、車のすぐ近くでテントを張ったり火をおこして料理ができたりすることができます。
従来のキャンプ場では、荷物を車から下ろして運ぶという作業が必要でしたが、オートキャンプ場では車がすぐ近くにある状況でキャンプをすることができるため、利便性が向上したと言えるでしょう。
オートキャンプにはどんな車がおすすめ
車を使ったキャンプと聞くと、本格的な設備を有したキャンピングカーを使うイメージがあるかと思います。ですがキャンピングカーだと日常遣いにはやや不便を感じることがあります。
今回のケースでは、日常使いとキャンプ両方に使える車、というニーズが高そうに見受けられますので、どのような車が良いのか紹介していきます。
荷物を多く積める普通乗用車
キャンプと聞くと、路面が舗装されていない場所を車で走行するイメージを持つ人がいるかもしれません。その場合は、例えばトヨタのランドクルーザーやスバルのフォレスターのような悪路を難なく走破できるSUV車がおすすめでしょう。
また、ファミリーユースであれば日産のセレナやホンダのステップワゴンのようなミニバンも十分に活躍できます。いずれもキャンプ道具を多く積載でき、かつ大人数で移動できる特徴がある車です。
乗用車よりも荷物を多く積める商用ベースのバン
普段使いもしつつキャンプで使う道具をフルに載せて移動したい、あるいはキャンプしている時に車の中をフル活用したいというニーズに応えてくれるのが商用バンです。
トヨタのハイエースや日産のキャラバンのような車であれば、荷物を多く積むことができますし、車をキャンプ用にカスタムできるパーツも豊富です。乗りごこちは乗用車と比べると悪くなる可能性が高いですが、キャンプに重きを置くのであればこれらの車もおすすめです。
オートキャンプに軽自動車は不便?
今乗っている車種にもよりますが、3人家族でオートキャンプをするということを想定すると軽自動車だとやや力不足に感じます。軽自動車の中でも乗用車のような全高160cmくらいの車の場合は、荷物を載せてしまうと窮屈に感じるかもしれません。
ホンダのN-BOXのような背の高い軽ワゴンであれば、居住性も確保されるのである程度快適に過ごせるかもしれませんが、やはり力不足に感じてしまう可能性があります。
キャンプにおすすめの車と維持費の目安
今回のケースでは子どもの年齢がわかりませんが、アウトドアに興味を持ち始める年齢の小学校3年生くらいと仮定すると、今後の成長を想定した車選びが必要となります。新車で買うとなれば、ホンダのフリードなどは軽自動車からの乗り換えにも適していると考えられます。
ただし、軽自動車から普通車に乗り換える場合は、年間の維持費が上昇することも把握しておく必要があります。大きな部分では、毎年5月に納める自動車税が排気量1500ccのフリードの場合は3万500円と、年額1万800円の軽自動車と比較すると約3倍になります。
これ以外にも、車が大きくなることでメンテナンスコストや自動車保険が軽自動車よりも割高になりますから、維持費の面も考慮したうえで買い替えを検討してください。
出典
東京都 自動車税種別割
品川区 軽自動車税(種別割)の税額について
執筆者:宇野源一
AFP