更新日: 2024.07.23 その他
シーツ交換を「2週間に1回」交換するのは少ないですか? 夏場はもう少しひんぱんに“交換”すべきでしょうか? とくに寝汗は気にならないのですが…
本記事では、これから本格的な夏場を迎えるにあたって押さえておきたい、適切なシーツの洗濯頻度について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
夏場であれば1週間に1回洗濯するのが理想
シーツの適切な交換頻度は、季節によって異なります。
夏場は湿度が高く、熱帯夜が続けば冷房をかけていても寝汗を大量にかくため、シーツに湿気がこもりやすいです。そのため、1週間に1回の頻度でシーツを洗濯し、交換することをおすすめします。
一方、汗をあまりかかない冬場の場合、シーツの交換は2週間に1回の頻度でも問題ありません。ただし、シーツの臭いが気になる、暖房のせいで普段以上に汗をかいてしまったときは、できるだけ早くシーツを交換しましょう。
シーツの洗濯にかかる費用
シーツの洗濯頻度を高くした場合、出費が増えることを心配する人もいるでしょう。
自宅で家庭用洗濯機を使用して洗濯する場合、1回につき約30~40円程度かかります。
1ヶ月を4週間とすると、1週間に1回洗濯すると月の出費は約120~160円、2週間に1回洗濯すると月の出費は約60~80円です。
シーツの洗濯を怠ることで生じるリスク
定期的にシーツの洗濯をしなかった場合、次のようなリスクが生じます。
ダニやカビが発生する
シーツの洗濯頻度が落ちてしまうと、ダニやカビが発生しやすくなります。ダニとカビは、一定以上の温度と湿度が保たれている環境で増加するため、高温多湿の夏場は絶好の繁殖期です。
人によっては、ダニの死骸やカビの胞子を吸引してしまうと、重度のアレルギー症状が現れます。そして、屋内でダニの死骸やカビを吸引するのは、主に睡眠中です。睡眠中ずっと使用しているシーツの管理には、十分注意を払わなければなりません。
シーツが変色する
シーツを定期的に洗濯できないと、シーツが変色してしまう可能性が高いです。汗には水分のみならず、皮脂も含まれています。シーツに付着した皮脂が空気に触れて酸化すると、シーツが黄色く変色してしまいます。
しかも、湿度が高い夏場は、皮脂の酸化が促進されるため、シーツの変色スピードが速くなります。シーツの黄ばみを放置すると菌が繁殖し、悪臭も放つようになるため、快適な睡眠環境の確保が困難になります。
定期的にシーツを交換できないときの対策
定期的にシーツの交換をしたくても、忙しさや天候の問題でシーツの交換ができないときもあるでしょう。
シーツの交換ができない場合は、次の対処法を試してみましょう。
シーツを天日干しする
シーツを交換できないときは、天日干しするだけでもカビやダニの繁殖を抑えられます。
シーツを天日干しする際は、10~15時の間に2時間程度行うのが効果的です。早朝や夕方は湿気が高いため、シーツを干すのは避けてください。
また、外に干したシーツの表面にはチリやホコリなどが付着するため、取り込んだ後に布団クリーナーや掃除機をかけるようにしましょう。
除湿シートを活用する
湿気対策をする場合、除湿シートの活用もおすすめです。
除湿シートとは、湿気対策としてマットレスやシーツの下に敷いて使用するサポート寝具のことです。製品によっては湿気のみならず臭いも吸収してくれ、定期的に除湿シートを天日干しすれば何度でも使用できます。
シーツを買い替える
シーツが古い場合は、思い切って買い替えてしまうのもおすすめです。
シーツを買い替える際は、シーツの素材や機能をチェックしてください。昨今は、さまざまな性能を持ったシーツが多数登場しています。抗菌防臭タイプや速乾タイプのシーツを購入すれば、手入れの頻度が落ちても衛生的な睡眠環境を確保できるでしょう。
健康を守るためにも定期的なシーツの交換は必須
高温多湿の夏場は、シーツがどうしても汚れやすくなるため、時間がなくても可能な限り頻繁にシーツを交換した方がよいでしょう。夏場の目安は1週間に1回です。費用も30~40円程度なので、あまり費用もかからないといえます。
もちろん、誰もが定期的にシーツの交換ができるわけではありません。今回取り上げた対処法も活用しつつ、無理をしない範囲でシーツの手入れをしましょう。
出典
東京都健康安全研究センター くらしの健康 秋はダニアレルギーに注意
東京都保健医療局 15住居とアレルギー疾患
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー