更新日: 2024.07.21 その他
友人に「中古でハイブリッドはやめとけ」と言われました。230万円の「プリウス」を検討中で、維持費・車両費も安くてお得だと思うのですがなぜでしょうか…?
そのことを同僚に相談したところ「中古でハイブリッドはやめておけ」といわれ、具体的な理由まで説明されず、疑問が残ったままとのことです。
今回は、中古でハイブリッド車を購入する場合にまつわるお金の話を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ハイブリッド車について
まずはハイブリッド車について簡単に内容を紹介します。
ハイブリッドとはエンジンとモーターの力を利用して走行する車です。一般的なガソリン車では発進や加速の際に多くのエンジンの力を必要とするのに対して、ハイブリッド車はモーターとエンジンの力を利用するため、同じ大きさのガソリン車と比較した場合、ガソリン代がかからないというメリットがあります。
そのため、今回相談を受けたようにガソリン代においては維持費はかからないといえます。
中古のハイブリッド車にまつわるお金と注意点
前述のようにガソリン代が節約できることに加えて、中古車だとしてもハイブリッド車は車種によってはエコカー減税や自動車税環境性能割が適用されるのも、中古のハイブリッド車を購入するにあたって税金面でのメリットといえます。
そのため、一概に中古のハイブリッド車が良くないとは言えません。相談者さんの考えている通り、車両費は当然中古車のほうが安いです。維持費に関してはガソリン車と比較した場合、注意点がありますので見ていきましょう。
・修理費がガソリン車より高い
・バッテリー交換費用が高い
・バッテリーの劣化が早い場合がある
これらがガソリン車と比較した注意点としてあげられます。
ハイブリッド車は事故などの衝撃で電気システムに影響を受けることがあるためです。メンテナンスもガソリン車よりも高度な知識が必要ですから、ディーラーに依頼したほうが良いこともおさえておきましょう。その分、維持費がかかる可能性があるので「中古のハイブリッド」はやめたほうが良いと、とらえるほうがいるのかもしれません。
そのため、中古のガソリン車と同様に保証期間や走行距離や年式をはじめとして整備歴など車の状態もしっかり確認することが大切です。
ただし購入の際の注意点は新車でもガソリン車でも当然あることで、過度に気にするもの良くありません。一番重要なのは検討している車の状態を一つ一つ確認し、購入後の維持費も可能な限り見通しを付けることです。
維持費で重要になるものには任意の自動車保険もあります。任意保険は複数社見積もりをとり総合的に安く抑えることもおさえておきましょう。
よく下調べして、気に入った車を購入しよう
車は自分が気に入ったものを購入するのが一番ですが、可能な限り安く購入したいのは当然です。紹介したような注意点もあるのも事実ですが、中古車といえどもハイブリッド車は購入するメリットが大きいことが、お分かりいただけたと思います。
このことをお伝えしたところ、相談者さんは納得しプリウスを購入する方向になりました。中古でハイブリッド車を購入することを検討するのであれば参考にしてみてはいかがでしょうか。
出典
国土交通省 自動車:自動車関係税制について (エコカー減税、グリーン化特例 等)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー