更新日: 2024.07.20 その他
「電気を使う蚊取り器具」と「蚊取り線香」はどっちのコスパがよい?効き目に違いはあるの?
これらの製品は、コスパや効き目の面ではどのように異なるのでしょうか。
この記事では、それぞれの蚊の対策で実際にかかる費用を計算して比較しています。費用に加えて、効き目や性能の面での比較も行っているので、ぜひ参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
「電気を使う蚊取り器具」と「蚊取り線香」の相場を比較
電気を使う蚊取り器具と、蚊取り線香の相場を比較していきます。
電気を使う蚊取り器具はさまざまな種類が販売されていますが、どの種類でも詰め替えボトルの容量は1本あたり45ミリリットルと差はありません。種類によって有効成分の含量が異なるため、1日12時間使用した場合の使用可能期間が、30日間~180日間と差があります。
効き目や効能に差はないとされているので、ご自身の状況に合わせて選ぶことができます。
電気を使う蚊取り器具を初めて使う際には、機械本体も購入する必要があります。機械本体に、60日間使用可能なボトルが取り付けられている商品の相場は約980円です。2回目以降の購入は、詰め替えのボトルで対応できます。詰め替えボトルの相場は、使用可能期間が60日用のもので約850円/本です。
一方で蚊取り線香は、約7時間効果のある通常サイズで一缶30巻入り約940円となっています。約12時間効果のある大型タイプで一缶40巻入りの場合は約1550円です。
「電気を使う蚊取り器具」と「蚊取り線香」の6ヶ月間にかかる費用を比較
複数サイトによると1年のうち、蚊が活動する時期は4月~10月頃といわれているようです。1ヶ月を30日とし、6ヶ月間使用したと仮定して電気を使う蚊取り器具と蚊取り線香の費用を計算します。
電気を使う蚊取り器具の場合
電気を使う蚊取り器具は、最初に機械本体に60日間効果のあるボトル(12時間使用すると仮定)が取り付けているものを購入し、2回目以降は60日間効果がある詰め替えボトルを購入することとします。6ヶ月間で3本のボトルが必要ですので、かかる費用は約2680円です。
電気を使用する器具なので、電気代もかかります。該当商品を使用した場合の消費電力は5ワットで、1日12時間使用した場合の電気代は約2円となり、6ヶ月で約360円です。商品の購入費用と合わせると、約3040円です。
蚊取り線香の場合
蚊取り線香は、一般的なサイズで1巻約7時間、大型サイズで約12時間持続するといわれています。12時間持続する大型タイプを1日1巻、6ヶ月間使用した場合は180巻必要になります。一缶40巻入り約1550円の場合4.5缶分必要になるため、約6975円かかる計算です。
電気を使う蚊取り器具と蚊取り線香の6ヶ月間にかかる費用の差額は、約3935円です。電気を使う蚊取り器具を購入した方が、6ヶ月で4000円ほどコスパがよいといえるでしょう。
「電気を使う蚊取り器具」と「蚊取り線香」の効き目と性能の違い
電気を使う蚊取り器具と蚊取り線香の効き目は、ほぼ差がないといわれています。含有成分に違いがあるようですが、目的である蚊の成虫を駆除し、寄せ付けない効果は変わらないようです。それぞれの特徴を表1にまとめました。
表1
電気を使う蚊取り器具の性能 | 蚊取り線香の性能 |
---|---|
・1日12時間で60日間使用できるものが多い ・1日12時間で90日間持続するものもある ・ペットがいても問題ないものが多い ・無香タイプか微香タイプか選べる |
・7時間持続するものが多い ・12時間持続するものやミニサイズのものがある ・ペットがいる場合は、専用のものを使用する ・基本的に香料が含まれている ・コンセントがない場所でも使用できる |
※筆者作成
表1から電気を使う蚊取り器具の場合は、コンセントが近くにないと使用できませんが、火を使わないので安全性が高いといえます。
蚊取り線香はコンセントがなくても使用できますが、換気や灰の片づけが必要です。また火傷の心配もあります。効き目の違いがほぼないことから、場所や条件によって使い分けるとよいでしょう。
蚊取り器具は電気を使う蚊取り器具の方が半年間で約4000円節約できるかもしれない
電気を使う蚊取り器具は、商品の購入費用と電気代を合わせると、6ヶ月間で約3040円、蚊取り器具の商品の購入にかかる費用は6ヶ月間で約6975円です。
電気を使う蚊取り器具と蚊取り線香の6ヶ月間にかかる費用の差額は、約4000円ということが分かりました。電気を使う蚊取り器具を購入した方が、コスパがよいといえるでしょう。
電気を使う蚊取り器具と蚊取り線香の効き目は、ほぼ差がないといわれています。使用する場所や目的に合わせて、使い分けるとよいでしょう。
出典
東京電力エナジーパートナー株式会社 料金単価表‐電灯 従量電灯B
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー