更新日: 2024.07.12 その他
仕事中に2本、帰宅後に2本の煙草を吸っています。20年続けたら、どれだけの金額になるでしょうか?
本記事では、1日4本のタバコを20年間吸い続けた場合にかかる金額を紹介するとともに、タバコをやめることで得られる効果を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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タバコを吸い続けたときにかかる費用
まず、1日4本を20年間吸い続けた場合に消費するタバコの本数を計算します。
4本/日×365日×20年=2万9200本
次に、タバコ1箱あたり580円、1箱20本入りと仮定し、かかる費用を計算します。
2万9200本÷20本=1460箱
1460箱×580円=84万6800円
20年間吸い続けたときにかかる費用は、84万6800円です。今後、タバコ1箱の価格が同じとは限りません。年々値上がりが発生すれば、より費用がかかると考えておきましょう。
タバコの税金はいくら?
タバコの販売価格には、国たばこ税、地方たばこ税、たばこ特別税、消費税の4つの税金が含まれています。実際の販売価格は銘柄によって異なりますが、一般的な紙タバコでは税負担率が6割といわれています。タバコは日本で税金のかかる製品の中でも、最も税負担率が高い製品の1つです。
タバコの税金の内訳
タバコ1箱580円としたときの税金の内訳は、以下の通りです。
国たばこ税:136.04円(23.5%)
地方たばこ税:152.44円(26.3%)
たばこ特別税:16.4円(2.8%)
消費税:52.72円(9.1%)
580円のうち357.6円が税金として徴収されています。課せられる税金は今後も増えるかもしれません。生活の負担になると予想できる場合は、早い段階で禁煙に取り組むことをおすすめします。
タバコをやめると得られる効果
ここでは、タバコをやめると得られる効果について、自分の体に対して・周囲に対して・行動や時間に対しての3つの項目に分けて紹介します。節約になること以外にもさまざまな効果があるため、タバコをやめるかどうかの判断材料にしましょう。
からだに起こる効果
禁煙から24時間経つと心臓発作のリスクが低下し、その後、咳や痰などの呼吸器症状の改善、インフルエンザを始めとした呼吸器感染症にかかるリスクの低下などがみられます。禁煙から1カ月が経過すると、さらに咳や喘鳴などの呼吸器症状が改善されるとともに、免疫機能が回復し、風邪やインフルエンザにかかりにくくなります。
禁煙して2~4年経つと、虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが1/3にまで減少するでしょう。そのほかにも禁煙をすると息切れを起こしにくくなったり、ご飯を美味しく食べられるようになったりもします。禁煙をすると健康面で大きな効果がみられるため、タバコを吸い続けて健康状態に不安を抱えている人は禁煙を考えましょう。
周囲に対する効果
周囲の人に対して副流煙で害をおよぼす危険がなくなります。また、口臭やヤニ臭さがなくなり、周りの人が不快に感じることもなくなるでしょう。自宅でタバコを吸っている方の場合は、部屋の壁紙に汚れがつかなくなります。
また、家族がいる家庭の場合は、タバコにより子どもが火傷をしたり、誤ってタバコを食べてしまったりする危険がなくなります。禁煙をすると、自信につながるだけではなく、家族や友人など周りの人からも喜ばれるでしょう。
行動や時間に対する効果
タバコをやめると喫煙場所を探す必要がなくなるため、その分時間にゆとりが生まれます。また、禁煙の場所やタバコが吸えないシーンでタバコを我慢しイライラすることがなくなります。さらに、タバコ代が発生しないため、その分別のことにお金を使えるようになるでしょう。
1日4本のタバコを20年間続けると84万6800円
1日に4本タバコを吸い続けると、20年間でおよそ84万6800円になります。1日に1箱吸うようなヘビースモーカーではなくても、長期間吸い続ければ相当な金額になるでしょう。タバコは自分の健康面だけではなく、周囲にも害をおよぼす可能性があります。節約とともに健康面を考えて、禁煙を検討してみるのもよいでしょう。
出典
JTウェブサイト たばこ税の仕組み
e-ヘルスネット(厚生労働省) 禁煙の効果
仙台市 禁煙のメリットとニコチン依存度チェック
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー