更新日: 2024.07.14 その他
自宅に海外から”身に覚えのない荷物”が届きました。開けるのが怖いので勝手に捨てていいでしょうか?
今回は身に覚えのない荷物が手元に届く理由や、届いた荷物の取り扱い方法についてまとめました。あわせて、代金を請求された際の対処法についてもご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
海外から突然身に覚えのない荷物が届くのはなぜ?
独立行政法人 国民生活センターによると、海外から突然、身に覚えのない衣類や雑貨などが入った荷物がポストに投函(とうかん)されたなどの相談が全国の消費生活センターなどに寄せられているようです。
上記のような場合は基本的には詐欺に該当するとされています。荷物は無記名で届き、送付状や請求書が同封されていない場合もあるようです。
いわゆる送りつけ商法と呼ばれるもので、開封してしまうと、受け取り拒否ができなくなってしまう可能性もあります。そのため、身に覚えのない商品が届いた場合は、すぐに開封しないように注意しましょう。
海外から身に覚えのない荷物が届いたときに確認すべきこと
海外から身に覚えのない荷物が届いた場合、まずは以下2つの方法で対処するのがいいでしょう。
・家族で注文した人がいないかを確認する
・過去に注文して届いていない商品がないか確認する
それぞれの内容を詳しく解説します。
家族で注文した人がいないかを確認する
海外から荷物が届いた場合、家族で注文した人がいないかを確認してみましょう。自身の名前で届いている場合でも、アカウントを共有していたり同時ログインしていたりする場合は家族が注文している可能性があるでしょう。
もし家族で注文した人がいれば、特に問題はないといえます。逆に家族の中で誰も心当たりがないのであれば、開封するのは控えましょう。
過去に注文して届いていない商品がないか確認する
もし一人暮らしでほかの家族が注文している可能性を考えられない場合は、過去に注文して届いていない商品がないかを確認しましょう。自分が忘れているだけで、実際に注文しているケースはあるようです。
確認方法としては、クレジットカードの利用履歴やサイトの注文履歴などがあげられます。もし該当の商品があれば、そのまま受け取りましょう。履歴に該当するものがない場合は、送りつけ商法の疑いが高くなります。
身に覚えのない商品の代金を請求された場合はどうすればいい?
身に覚えのない商品の代金を請求された場合、まずは支払いを拒否しましょう。そのうえで、未開封状態であれば、配送業者への連絡をすることがいいとされています。
配送時に代金を支払ってしまったり受領印を押したりしてしまうと、受け取り拒否ができないおそれがあります。対して、未開封状態であれば、受け取り拒否が可能なケースもあるようです。
また、念のためクレジットカードの利用状況も確認しておきましょう。仮に身に覚えのない明細がある場合は不正利用の可能性が疑われるため、カード番号の変更や再発行が必要になるケースもあるようです。
海外から身に覚えのない荷物が届いたら開封せず配送業者へ連絡しよう
海外から身に覚えのない荷物が届いた場合は、開けてしまわないようにすることがいいでしょう。開封してしまうと受け取り拒否ができず、代金を支払う必要が出てしまう可能性があります。
逆にいうと、開封さえしなければ受け取り拒否ができ、トラブルに巻き込まれるリスクも減らせるでしょう。
仮に受け取ってしまった場合も、身に覚えのない荷物であれば自由に処分できるとされています。ただし、自分で判断することが難しいケースも十分に想定できるでしょう。海外から届いた荷物の取り扱いが不安な場合は不明点がある場合は、消費者センターへ問い合わせて、対応方法を相談してみてください。
出典
独立行政法人 国民生活センター「海外から身に覚えのない荷物が届いた」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー