更新日: 2024.07.11 その他

街中で「電動キックボード」に乗っている人をよく見ますが、いくらで購入できるのか気になります。免許も必要なのでしょうか?

街中で「電動キックボード」に乗っている人をよく見ますが、いくらで購入できるのか気になります。免許も必要なのでしょうか?
最近、街中で電動キックボードに乗っている人を見かけることが増えたと感じる方が多いでしょう。近距離での移動が便利なことで注目されている一方、事故やトラブルに関するニュースも目に付きます。
 
新たな交通手段として期待されていますが、保安基準や走行時の注意点などをしっかりと把握しておくことが重要です。
 
この記事では、電動キックボードに公道で乗る際の注意点や価格の相場などを解説します。ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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電動キックボードとは

電動キックボードは、ハンドルのついた板に乗り、地面を蹴って進む「キックボード」に、電動モーターが搭載された乗り物です。道路交通法上の「車両」に該当し、電動式モーターの出力などに応じた車両区分に分類されます。16歳未満は運転禁止で、ヘルメット着用が努力義務などのルールが課されています。
 

電動キックボードに免許は必要? 公道で乗る際の注意点を解説

電動キックボードは車体の大きさや構造、出力基準などによって免許の要否が異なります。政府広報オンラインによると、電動キックボードのうち以下の基準を満たす「特定小型原動機付自転車」は、16歳以上は運転が可能で、免許は不要です。

【車体の大きさ】

●長さ:190センチメートル以下
●幅:60センチメートル以下

【車体の構造】

●原動機として、定格出力が0.60キロワット以下の電動機を用いること
●時速20キロメートルを超えて加速することができない構造であること
●走行中に最高速度の設定を変更することができないこと
●オートマチック・トランスミッション(AT)であること
●最高速度表示灯(灯火が緑色で、点灯又は点滅するもの)が備えられていること

これらの条件を満たさない場合には、一般原動機付自転車または自動車の車両区分に応じた運転免許が必要です。
 
また、電動キックボードは、ヘッドライトやブレーキランプなど、国土交通省が求める保安基準を満たした装置を備えた車両でなければ、道路での走行が許されていません。購入する際には、「性能等確認済シール」や「型式認定番号標」などのシールがあるものを選びましょう。
 
そのほか、ナンバープレートの取得や自賠責保険への加入なども必要です。電動キックボードを購入する際は、公道の走行に必要なものが備わっているかを事前に必ず確認しておきましょう。
 

電動キックボードの料金の相場を紹介

電動キックボードはモデルによって金額が異なりますが、価格帯は4万円〜15万円の場合が多いようです。
 
価格は購入する際の大きな判断基準になりますが、可能であれば安価なものは避けることをおすすめします。安価なものは国土交通省が求める保安基準を満たしておらず、公道走行ができない場合や、安全性が確保されていない可能性があります。
 
交通違反にならず、安全に公道走行をしたい場合は、多少高くても保安基準を満たした電動キックボードを選ぶ方がよいでしょう。
 

基準を満たした電動キックボードの場合には免許が不要|料金相場は4万円〜15万円

基準を満たした電動キックボード(特定小型原動機付自転車)の場合、16歳以上であれば運転が可能で免許は不要です。ただし、自賠責保険への加入やナンバープレートの取り付けは必須条件です。
 
また、料金相場は4万円〜15万円程度の場合が多いですが、選ぶ際には価格よりも保安基準や安全性で判断しましょう。例え安価な電動キックボードを購入したとしても、保安基準を満たしていなければ公道走行ができないからです。
 
安価な電動キックボードを購入し、トラブルになることを避けるためにも、多少高くても保安基準や安全性を確保した電動キックボードを選びましょう。電動キックボードを購入したいと考えている方の参考になれば幸いです。
 

出典

内閣府大臣官房政府広報室 政府広報オンライン 電動キックボードに関する交通ルールを確認しましょう!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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