更新日: 2024.07.09 その他

キャッシュカードの「暗証番号」をすぐに忘れてしまう高齢の母。紙のメモも不安ですし、何かよい方法はないでしょうか?

キャッシュカードの「暗証番号」をすぐに忘れてしまう高齢の母。紙のメモも不安ですし、何かよい方法はないでしょうか?
キャッシュカードを使ってお金を引き出す際に必要な4桁の暗証番号。ATMで暗証番号をプッシュしようとしたら「あれ? 暗証番号を忘れた」といったことも考えられます。もしも、高齢の母親が暗証番号をすぐに忘れてしまうような場合は、どのように管理したらよいでしょうか。
 
今回は、キャッシュカードの暗証番号を管理する方法について調べてみました。暗証番号を忘れてしまった場合にどうすればよいかや、暗証番号を取り扱う際の注意点もご紹介しますので参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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キャッシュカードの暗証番号を忘れないための対策

高齢の母親が、キャッシュカードの暗証番号をすぐに忘れてしまう場合、紙にメモをすることを考えるかもしれませんが、同時に不安を感じる方もいるでしょう。暗証番号は自分で記憶するにこしたことはありませんが、どうしても忘れてしまう場合は、以下の方法を提案できるかもしれません。
 

・スマホのメモ機能を利用する

スマホに搭載されているメモ機能を利用して、暗証番号を保管できます。ただし、スマホは画面ロックの設定をして、第三者が暗証番号を保管しているメモにアクセスできないようにしておく必要があります。
 

・表計算ソフトなど電子ファイルに保存する

パソコンのメモ帳や表計算ソフトを使って保存しておくことも検討できます。ただし、Excelなどパスワードが設定できる場合は設定して、「暗証番号」のように分かりやすいファイル名は避ける必要があります。
 

・紙のメモを使う場合は保管場所に気をつける

スマホやパソコンを使いこなすことが難しいなど、紙のメモを使う以外によい方法が思いつかないケースも考えられます。紙のメモを使う場合は、キャッシュカードと一緒にしたり、第三者に見られる場所に保管したりしないよう注意しましょう。
 
ただし、いずれの方法にも、一長一短があり「この方法であれば安心」と必ずしもいえるわけではない点に注意が必要です。
 

キャッシュカードの暗証番号を忘れてしまった場合はどうする?

キャッシュカードの暗証番号を忘れてしまうケースも考えられます。暗証番号は銀行で保管されているわけではないため、電話や窓口で教えてもらうことはできません。
 
暗証番号を忘れてしまった場合の対応は、銀行によって異なりますが、基本的には暗証番号の再発行手続きを行います。その際にキャッシュカードの再発行が必要な場合もあり、再発行の理由によっては1100円(税込み)ほどの手数料が発生することが考えられます。
 
暗証番号を忘れてしまった際の手続きは、本人が店頭窓口で行います。その際に必要なものは以下の通りです。


・キャッシュカード
・通帳
・お届け印
・本人確認書類

キャッシュカードおよび暗証番号は、後日郵送で届けられます。キャッシュカードが手元に届くまでに、1週間~10日ほどかかることが一般的です。銀行によって、手続きの方法が異なる可能性があるため、事前に確認しておくようにしましょう。
 

暗証番号の取り扱いで注意すること

金融庁によると、不正に取得した、または偽造したキャッシュカードでATMから預貯金が引き出される被害が発生しているようです。
 
被害を防ぐためには、キャッシュカードの暗証番号の取り扱いに関して、以下のような注意が必要です。
 

・覚えることが大変だからと容易に推測される数字にしない

暗証番号を忘れないためとはいえ、誕生日・電話番号・車のナンバーなど、容易に推測される数字にしないようにしましょう。
 

・キャッシュカードに記載しない

キャッシュカードに暗証番号を記載する人もいるようですが、盗難や紛失にあったときに、すぐに預貯金が引き出されてしまうため注意が必要です。
 

・レジャー施設のロッカーの番号にキャッシュカードの暗証番号を使わない

ゴルフ場やサウナなどレジャー施設のロッカーの番号に、キャッシュカードの暗証番号を使わないようにしましょう。隠しカメラでロッカーの番号を盗み見るなどして、カードを不正に入手する手口が増えているようです。ロッカーの番号に暗証番号を使うと、簡単に預貯金を引き出されてしまいます。
 

暗証番号は自分で記憶することが重要! メモ機能や電子ファイルを活用する場合は厳重な管理が必須

暗証番号はできる限り、自分で記憶するにこしたことはありません。しかし、どうしても忘れてしまう場合は、スマホやパソコンのメモ機能や電子ファイルを活用するのもひとつの方法です。
 
紙のメモを使う場合も含めて、暗証番号は第三者に知られないよう徹底した管理が必須です。忘れてしまった場合は、銀行の窓口で暗証番号やキャッシュカードの再発行手続きをする必要があります。
 
暗証番号を忘れないための工夫とはいえ、誕生日・電話番号など容易に推測される数字にしないようにしましょう。また、レジャー施設のロッカーの番号に暗証番号を使用したり、キャッシュカードに記載したりすると、被害リスクが高まるため注意が必要です。
 

出典

金融庁【お知らせ】キャッシュカードの管理等に関する注意喚起について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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