更新日: 2024.07.07 その他
2025年に高速道路で自動運転が解禁予定! 自動運転はどこまで進んでいる? 購入価格は1000万円以上?
今回は自動運転のレベルや導入目標、自動運転に対応している車の価格についてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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自動運転のレベルについて
国内外において、自動運転機能を備えた車の開発は進んでいるようです。2020年4月からは公道走行ができるようにもなっており、メディアやニュースなどで見かけたことがある人も多いでしょう。
自動運転の技術は日々進歩しており、2024年6月現在は、限定地域での無人自動運転移動サービスに限りレベル4までの運行が政府によって認められています。
なお、自動運転のレベルは全6段階に分類されており、それぞれの内容は以下の表1の通りです。
表1
レベル | 概要 | 運転操作の主体 |
---|---|---|
レベル0 | 運転者が全ての運転操作を実行 | 運転者 |
レベル1 | システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のいずれかを条件下で部分的に実行 | 運転者 |
レベル2 | システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作の両方を条件下で部分的に実行 | 運転者 |
レベル3 | システムが全ての運転操作を一定の条件下で実行 作動継続が困難な場合は、システムの介入要求等などに運転者が適切に対応 |
システム (作動継続が困難な場合は運転者) |
レベル4 | システムが全ての運転操作および作動継続が困難な場合への対応を一定の条件下で実行 | システム |
レベル5 | システムが全ての運転操作および作動継続が困難な場合への対応を条件なしで実行 | システム |
※政府広報オンライン 「ついに日本で走り出す! 自動運転“レベル3”の車が走行可能に」を基に筆者作成
上記のことから、レベル4の車を利用する場合はほとんど運転操作を必要とせず、緊急時のみの対応が求められると考えられるでしょう。
完全自動運転になるのはいつ?
車の完全自動運転について、現段階では、まだ高速道路への自動運転導入目標が2025年といわれているのみです。
ただし完全自動運転に対応したとしても、運転者は車種ごとに決められた条件から外れた場合の警報に対応できるようにしておかなければなりません。そのため、運転者の飲酒や居眠りなどが認められない点には十分注意しましょう。
また、自動運転機能を搭載した車の所有者は、自動運行装置の作動状態を記録・保存することが義務付けられます。
自動運転に対応している車の価格
自動運転に対応している車の価格は、メーカーや車種によって大きく異なります。自動運転レベル3に対応している車の価格例として、以下の2車種を見ていきましょう。
●ホンダ LEGEND:724万9000円~
●メルセデス・ベンツ The EQS:1563万円~
まだまだ対応車種が少ないため、選択肢も少ない傾向にあります。また車種にもよりますが、車の平均購入価格が300万円~500万円といわれていることを加味すると、価格としてはやはり高く感じるでしょう。
自動運転は便利な機能と考えられますが、購入すべきかどうかは慎重に判断する必要があるといえます。
自動運転は2025年をめどに高速道路での導入が目標に掲げられている|価格は700万円以上
自動運転は全6段階のレベルに分類され、2024年6月現在は一部条件下でレベル4までの導入が進んでいます。公道での走行はレベル3までの導入が認められており、自動運転機能が搭載された車の開発もされているようです。なお、車両の販売価格は、700万円以上となっていました。
高速道路への導入は、政府が2025年をめどとしており、完全自動運転の導入時期は発表されていません。今後さらなる法改正や車種の選択肢も増えることが予想されるため、焦らず慎重に今後どのようにしていくかを決めるのがよいでしょう。
出典
政府広報オンライン ついに日本で走り出す! 自動運転“レベル3”の車が走行可能に
本田技研工業株式会社 LEGEND
メルセデス・ベンツ日本株式会社 The EQS
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー