更新日: 2024.07.07 その他

仲のよい友人が出産をしました。お祝いは現金とプレゼントのどちらがいいのでしょうか? 相場はいくらですか?

仲のよい友人が出産をしました。お祝いは現金とプレゼントのどちらがいいのでしょうか? 相場はいくらですか?
友人へ贈る出産祝いで現金とプレゼントのどちらが適しているか悩む方は多いでしょう。日本の出産祝いの習慣や出産祝いの相場について解説します。
 
また、プレゼントの選び方など、喜ばれるお祝いを準備するためのヒントにお役立てください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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日本の出産祝いの習慣

日本で出産祝いを贈るのにベストなタイミングは生後7日から生後1ヶ月です。生後7日には、赤ちゃん誕生の日から数えて7日目となる「お七夜(おしちや)」のお祝いを迎えます。
 
お七夜では、昔は生まれてから数日で亡くなってしまう赤ちゃんが多かったため、無事な成長を願う大切な日として命名式が行われます。生後1ヶ月は「お宮参り」といい、赤ちゃんを無事に出産したことと健やかな成長を願う日です。
 
お宮参りは男の子は31日目、女の子は32日目に赤ちゃんと一緒に土地の守り神である「氏神(うじがみ)様」に初めて参拝する儀礼です。お宮参りの頃である生後1ヶ月を過ぎて落ち着いた頃に出産祝いに対する出産内祝いを準備する方が多いようです。
 
その準備に間に合うように「出産から2~3週間後」を目安にお祝いを贈るとよいでしょう。
 
ただし、産後すぐは慣れない育児と寝不足で疲れて体調が戻っていない方も多いため、いきなり自宅に訪問してお祝いを渡すのは避けましょう。母子の負担を考慮し、自宅に配送するなど柔軟な対応も大切です。
 

プレゼントと現金どっちがいい?

出産祝いでは「現金」だけでなく「プレゼント」もお祝いとして贈られています。一般的に、友人への出産祝いとして「現金」を贈ること自体はマナー違反にあたりません。
 
ただし、先輩や職場の上司などに贈る場合には注意が必要です。現金は「お金に困っている」といった失礼な印象を与える可能性があるため、自分よりも年上の方に贈るのは避けたほうがよいでしょう。同世代の友人であれば現金を贈るのは問題ありません。
 
現金だけだと素っ気ない感じがするのでは、とプレゼントも併せて贈る方が多く、反対に仲がよい友人だからこそ「好きなものを買ってほしい」という思いから、あえて現金を贈る方もいます。
 
友人との関係性などを考慮して選びましょう。
 

友人に出産祝いを贈る場合の金額目安

友人に出産祝いを贈る一般的な金額の相場は「3000~1万円」です。特別仲がよい友人相手であれば、1万円前後で贈る方が多いようです。あまりにも高額な出産祝いを贈ってしまうと、相手に気を遣わせてしまう恐れがあります。
 
事前に仲がよい友人同士で話しておき、同じぐらいの価格帯で合わせるのもおすすめです。金額を決める際に注意が必要なポイントがあります。出産祝いは「家族単位」ではなく、「生まれた子ども1人に対する金額」という点です。
 
双子が生まれた場合には、プレゼントや現金も2人分、三つ子であれば3人分を用意します。
 

喜ばれる出産祝いのプレゼントとは

出産祝いとして喜ばれるプレゼントは、子育てに役立つ実用的なアイテムです。タオルやスタイ(よだれかけ)など、いくつあっても困らないアイテムは人気があります。ベビー服もプレゼントの定番であり、プレゼントには長く着られる90センチサイズがおすすめです。
 
また、おむつなど実用的な消耗品は形が残らないため、気を遣わせないプレゼントで人気です。きれいにラッピングされた「おむつケーキ」は出産祝いとして、また気軽に贈れるプレゼントとして、多くの方に選ばれています。
 
新生児から1歳ぐらいまで長く使える「おもちゃ」もおすすめです。誤飲やケガなどに考慮されたデザインで、安全性の高いおもちゃがよいでしょう。
 
他の人とプレゼントがかぶるのが心配な場合には「カタログギフト」が安心です。友人が欲しいものを自分で選べるため、喜ばれています。相手の気持ちに寄り添ったプレゼントとして仲のよい友人にもぴったりです。
 

1万円前後で現金またはプレゼントを贈ろう

仲のよい友人に贈る出産祝いとして、現金かプレゼントか気にせず、どちらを贈っても大丈夫です。相場は1万円ぐらいで選ぶのがよいでしょう。
 
プレゼントは必ずしも赤ちゃん向けではなく、ママ・パパ向けに選ぶのもおすすめです。子どもの誕生を祝えるすてきな贈り物を選んでみてくださいね。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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