ファミレスの景品目当てで”大人がキッズメニュー”を頼んでもいい？孫に期間限定のシールをあげるためなのですが…

家族連れにはうれしいお子さまメニュー。ハンバーグやエビフライなど子どもの好きな料理が多いお子さまメニューを、大人になってからもふと食べたいと思ったことがある方も少なくないでしょう。
 
しかし、ファミリーレストランなどの飲食店では、お子さまメニューに「小学生以下」などの年齢制限を設けていることも多いため、大人が頼めないケースもあります。そこで今回は、大人がお子さまメニューを頼めない理由について考えてみました。

お子さまメニューを大人が頼んでもよいのか？

まず、お子さまメニューに年齢制限を設けているお店は多いため、大人のみでお店に行った場合、お子さまメニューを頼むことは難しいと考えておきましょう。大手ファミレスチェーン店でも、公式サイトのQ&Aやよくある質問に「お子さまメニューを頼めるのは小学生以下」と明記しています。
 
近年見かけることのある「大人のためのお子さまランチ」などとしたメニューであれば問題ありませんが、年齢制限のあるお子さまメニューを大人が頼むと、お店側に断られてしまう可能性が高いと考えられます。子どもや孫のために期間限定のお子さまランチのおまけが欲しい場合は、一緒にお店へ行き、大人は通常のメニューを頼むようにしましょう。
 

大人がお子さまメニューを頼めない理由

では次に、大人がお子さまメニューを頼めない理由について考えていきます。大人から見ても魅力的なお子さまメニューですが、大人が頼めないのには、原価や手間などの面での理由があるようです。
 

お子さまメニューは原価が高いから

お子さまメニューは、品数が多かったりおもちゃがついてきたりすると、原価が高くなることがあるようです。ハンバーグ・エビフライ・オムライス・ポテトなど、お子さまメニューは子どもが好む料理であることが多く、彩りよくさまざまな食材を用意する必要があります。
 
大人用メニューと変わらない食材が必要なのにもかかわらず、価格は通常のメニューよりも低く設定する必要があるため、どうしても原価が高くなってしまうというわけです。また、原価を上げる要因は料理だけでなく、子どもが喜ぶおもちゃをおまけとして付けることもあるため、お子さま用メニューは通常のメニューとは違い、特別なメニューとして位置付けられています。
 

お子さまメニューは手間がかかるから

お子さまメニューは、低価格にも関わらず、何種類ものおかずを用意して盛り付ける必要があるため、手間がかかります。また、飲食店で注文すると子ども用メニューが一番最初に運ばれてくることも多いですが、これは料理の提供に時間がかかり子どもが騒いでしまわないようにと、お店側の配慮による側面も大きいといえそうです。
 
お子さまメニューは、食材の仕入れ、調理、盛り付け、配膳のスピードと、あらゆる面で配慮と手間がかかります。年齢制限を設けずに誰でも注文できてしまうと、お店側がもうからなくなってしま可能性があるため、子どもに限定した特別メニューになっていると考えることが自然でしょう。
 

原価が高く手間がかかるお子さまメニューは企業努力のたまもの！ 大人は通常のメニューを楽しもう

お子さまメニューは年齢制限が設けられている場合が多いため、大人が注文するのは難しいでしょう。年齢制限を設けている理由として、お子さまメニューは原価が高く手間がかかるため、誰でも注文できてしまうと、お店側がもうからない可能性があるためです。
 
お子さまセットの期間限定のシールを孫にあげたい場合、一緒に行ってお子さまランチを注文するようにしましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー