更新日: 2024.07.04 その他
ゆうちょ銀行で「硬貨取扱料金」が改訂!コツコツ貯めた小銭貯金「20万円」を預けるなら”手数料”はいくら?
そこで今回は、小銭貯金「20万円」をゆうちょ銀行に預ける場合にかかる手数料を解説します。硬貨の取り扱いで発生する手数料について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
「硬貨取扱料金」は硬貨の枚数で金額が変わる
ゆうちょ銀行で硬貨を持ち込み貯金しようとすると、「硬貨取扱料金」という手数料がかかります。「硬貨取扱料金」は、硬貨の枚数により変わりますが、2024年4月に料金が見直され、無料で預けられる枚数が50枚から100枚へ増加しました。
2024年4月1日からの硬貨取扱料金について、表1にまとめました。
表1
硬貨の枚数 | 料金(税込み) |
---|---|
1~100枚 | 無料 |
101~500枚 | 550円 |
501~1000枚 | 1100円 |
1001~1500枚 | 1650円 |
1501~2000枚 | 2200円 |
2001枚以上 | 500枚ごとに550円加算 |
※株式会社ゆうちょ銀行「硬貨取扱料金早見表」を基に筆者作成
20万円の小銭貯金がすべて100円硬貨であれば2000枚、500円硬貨であれば400枚となります。この場合、100円硬貨では2200円、500円硬貨では550円の手数料を支払わなければなりません。
また、10円や5円など硬貨の種類が増えれば増えるほど、硬貨枚数も増えていくため手数料の金額も増額するでしょう。なお、「硬貨取扱料金」は預け入れをしたい金額とは別に、現金で支払う必要があるので注意してください。
硬貨取扱料金についての注意点
硬貨取扱料金について、いくつか知っておきたい注意点があります。
・硬貨枚数を算定したあとに手続きをキャンセルする場合や、金額を変更する場合でも、手数料を支払わなければならない
・同時に複数件の手続きをする場合、硬貨の枚数を合算した料金となる
・硬貨取扱料金は、各種サービスの取扱料金とは別に現金での支払いとなる
・汚損硬貨や記念硬貨も算定の対象となる
・店舗や郵便局の繁忙状況などによっては、大量の硬貨の持ち込みは断られる場合がある
「小銭貯金がいくらあるのか、ゆうちょ銀行で数えてもらおう」と、硬貨を持参して算出してもらっただけで手数料の支払いが必要となるので注意してください。
ATMの利用でも「硬貨預払料金」がかかる
硬貨の取り扱いで手数料がかかるのは、窓口利用だけではありません。硬貨の取り扱いが可能なATMを利用して貯金の預け入れ・払い戻しに硬貨をともなう場合は、「硬貨預払料金」がかかります。硬貨をともなう預け入れにかかる料金を、表2にまとめました。
表2
硬貨枚数 | 料金(税込み) |
---|---|
1~25枚 | 110円 |
26~50枚 | 220円 |
51~100枚 | 330円 |
※株式会社ゆうちょ銀行「ATM硬貨預払料金の新設・ATMでの硬貨取扱時間帯の変更」を基に筆者作成
ATMの利用では窓口利用と異なり、1枚からでも手数料がかかります。なお、硬貨の取り扱いができるのは、郵便局やゆうちょ銀行の店舗内に設置されているATMです。駅やショッピングセンター、コンビニなどに設置されているATMでは硬貨の取り扱いはできません。
20万円の小銭貯金をゆうちょ銀行に預ける場合、100円硬貨なら2200円、500円硬貨なら550円の手数料がかかる
20万円の小銭貯金をゆうちょ銀行に預けたい場合、100円硬貨であれば2200円の手数料がかかりますし、500円硬貨であれば550円の手数料がかかります。硬貨の種類が増えれば、さらに手数料が増えるでしょう。しかし、窓口利用であれば、硬貨の取り扱いが100枚までなら手数料はかかりません。
手数料を節約するためには、「100枚以内での預け入れをこまめに行う」「小銭が貯まったら自宅でお札に両替をして小銭は使う」などといった対策をとりましょう。
出典
株式会社ゆうちょ銀行
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー