更新日: 2024.06.10 その他
外車を購入したところ、「発注した仕様」とは異なる仕様で納車されました…。この場合どこに相談するべきでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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外国車のトラブル時に相談できるところは3つ
タイトルのように、外国車の納車にまつわるトラブルを抱えた場合、ディーラーと直接交渉をするほか、各種相談先で対策法を確認するのもよいでしょう。ここでは3つの相談先を紹介します。
国民生活センター
国民生活センターは生活全般のトラブルを消費者基本法に基づき対処する機関です。各都道府県に消費者生活センターがあるため問い合わせてみましょう。また、全国で統一された番号の消費者ホットラインに電話する方法もあります。
自動車公正取引協議会
一般社団法人自動車公正取引協議会でも相談を受け付けています。車に関する幅広いトラブルに対して専門的なアドバイスを受けられるため、納車時の仕様違いが分かった場合はディーラーと合わせて連絡したい機関です。
自動車製造物責任相談センター
自動車製造物責任相談センターは中立的な立場で車やバイクをはじめとしたさまざまなトラブルの解決をサポートします。電話もしくはWebでの受付が行われており、相談や和解のあっせん、審査を依頼可能です。なお、和解あっせんや審査に関しては弁護士や大学教授、消費生活アドバイザーなどから構成される委員会が中立的な判断をしてくれるため、安心して利用できるでしょう。
外車購入の注意点
外車の購入トラブルには相談機関を利用できますが、購入前に注意点の把握も欠かせません。ここでは外車購入の注意点を2つ紹介します。
契約書は必ず熟読する
仕様が希望と異なっていたとしても契約書に同意している場合、原則として対応してもらえる可能性は極めて低くなります。購入前に契約書や車の使用法などを入念に確認し、こちらに非がない状態を整えておきましょう。契約書は長く複雑な文章であることから、ディーラーで読み込み、気になる点は解決しておくとよいでしょう。
万が一に備えて質問をしておく
車は高価な買い物のため、万が一について確認しておくのもよいでしょう。「納車時に契約書と異なるボディーカラーのものが届いたらどうなるのか」「希望しているオプションがついていなかった場合どのような対応になるのか」など、具体的な対処法を確認しておくとよいでしょう。
なお、この際にただ確認するだけでなくメモを取ったり録音したりするとトラブルが起きた際に証拠として活用できる可能性があります。
納車後のトラブルは未然に防止しよう
納車後に万が一トラブルが起こってしまったのであれば、ディーラーや各種相談機関に問い合わせて最善の解決策を見つけましょう。
しかし、納車前に自分で確認したり契約について認識しておくことでトラブルを未然に防止したり、被害を最小限にとどめられたりする可能性があります。大切な車の納車に備え、自己防衛も行いましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー