更新日: 2024.06.08 その他

ドライブで静岡に行ったら、ガソリン代が「160円」で仰天! 東京は「165円」なのに、どうしてこんなに安いの? 地域によって差が出る理由を解説

ドライブで静岡に行ったら、ガソリン代が「160円」で仰天! 東京は「165円」なのに、どうしてこんなに安いの? 地域によって差が出る理由を解説
他県にドライブに行ったとき「自分の住んでいる地域と比べてガソリン代が安い」と思ったことはありませんか? ガソリンの値段が地域によって差があるのには、輸送ルートや店舗系列などさまざまな理由があります。
 
とはいえ、実際なぜ大きく差があるのかは分からない人が多いのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、ガソリン代が地域によって異なる理由や少しでも安く給油する方法を解説します。併せてガソリン代が高い都道府県と安い都道府県も紹介していくため、ぜひドライブに行くときに参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ガソリン代が地域によって差があるのはなぜ?

ガソリン代が地域によって差があるのは、次のような理由からです。

●輸送費が地域によって異なるから
●店舗によって仕入れ値が変動しているから
●店舗の給油スタイルが異なるから

 

輸送費が地域によって異なるから

ガソリンの輸送費は、輸送距離が長ければ長いほど高くなります。ガソリンスタンドへガソリンが届けられる経路は、次のとおりです。

●製油所から直接ガソリンスタンドへ輸送される
●油槽所(ガソリンをストックする施設)を経由してガソリンスタンドへ輸送される

製油所や油槽所は主に沿岸部にあるため、内陸部はガソリン代が高い傾向です。つまり、製油所や油槽所から離れているエリアはガソリンの輸送距離が長くなり、輸送費が上昇するためガソリン代が高くなります。
 
また、輸送手段がタンクローリーか船か、それとも列車かによっても差が出ます。
 

店舗によって仕入れ値が変動しているから

店舗によってガソリンの仕入れ値が変動しているのも、ガソリン代が異なる理由です。ガソリンの元売り会社は、ENEOS、出光興産、コスモ石油など複数あります。各会社で独自の供給チェーンを持っているため、店舗の仕入れ値も変動します。
 
また、ガソリンを作る元売り会社が供給量以上に作った余剰ガソリンを「業転玉」といいます。こうした業転玉は、他系列のガソリンよりも安価で仕入れられるメリットがあります。そのため、業転玉を仕入れているガソリンスタンドはガソリン代が安くなる傾向があります。
 

ガソリン代が高い都道府県と安い都道府県はどこ?

ここでは、経済産業省の「給油小売価格調査」に基づいて2024年6月3日時点でのガソリン代が高い都道府県・安い都道府県をランキング形式で紹介します。
 

ガソリン代が高い都道府県

2024年6月3日時点における、レギュラーガソリン代が高い都道府県は図表1のとおりです。
 
図表1

順位 都道府県 1リットルあたりのレギュラーガソリン平均価格
1位 長野県 184.5円
2位 山形県 182.7円
3位 鹿児島県 182.2円
4位 長崎県 182.0円
5位 大分県 180.1円

経済産業省 資源エネルギー庁 給油所小売価格調査より筆者作成
 
長野県は広範囲にわたり山間部が多い地域のため、他県より輸送ルートが複雑です。そのため輸送費用も高くなり、ガソリン代が上昇します。また、5位の大分県にはENEOS大分製油所がありますが、ガソリン代が180.1円と高めです。理由は、郡部が広くガソリンの販売量が少ないことです。
 
ガソリンの販売量が少ない状態で安くガソリン代を設定すると、店舗の運営ができないといった問題が生じる可能性があるため、値段を高く設定していると考えられます。
 

ガソリン代が安い都道府県

2024年6月3日時点における、レギュラーガソリン代が安い都道府県は図表2のとおりです。
 
図表2

順位 都道府県 1リットルあたりのレギュラーガソリン平均価格
1位 岩手県 168.3円
2位 愛知県 168.8円
3位 兵庫県 169.9円
4位 岡山県 169.8円
5位 青森県・徳島県 170.5円

経済産業省 資源エネルギー庁 給油所小売価格調査より筆者作成
 
愛知県が安い理由としては、製油所が県内にあることです。製油所から近ければ近いほど輸送費用が抑えられ、ガソリン代が安くなります。
 
また、ガソリンスタンドの店舗数が多い地域は「他店より安く売って集客しよう」といった競争原理がはたらくため、ガソリン代が安くなります。
 

ガソリンを少しでも安く給油するには?

ここでは、ガソリンを少しでも安く給油する方法を解説します。
 

セルフスタンドを利用する

スタッフ給油のガソリンスタンドより、セルフのガソリンスタンドの方が安い傾向があります。
 
ガソリン代の平均価格が、2024年6月3日時点で最も安い岩手県を例に見てみましょう。岩手県内のセルフスタンドで最も安いのは、盛岡市のガソリンスタンドの158円で、以下158円が続きます。
 
一方、スタッフ給油スタンドで最も安いのは同じ盛岡市のガソリンスタンドで158円ですが、2番目に安いのは盛岡市のガソリンスタンドの162円で以下160円台が続きます(いずれも2024年6 月1日時点)
 
この結果を見ると、同じ県内でもスタッフ給油のスタンドとセルフスタンドでは4円~10円以上の差があります。ガソリンは仕入れ値や輸送費用によって大きく変動するため一概にはいえませんが、少しでも安く給油するのであればセルフスタンドを選ぶと良いでしょう。
 

割引サービスを利用する

各ガソリンスタンドの割引サービスを利用すれば安く給油できます。割引サービスでは店舗の専用アプリからクーポンが配信されたり、レシートに次回の給油時に利用できる割引バーコードが付いていたりします。
 
また、特定の曜日や時間帯に割引サービスを行っているガソリンスタンドもあります。こまめに情報をチェックして、お得に給油しましょう。
 

ガソリン代は輸送費によって大きく変わる

製油所からの輸送距離が長く、地域の競争率が低いとガソリン代は高くなる傾向があります。ガソリン代を少しでも安くするためにはセルフスタンドを利用したり、各店舗の割引サービスを使ったりするのが有効です。
 
事前に価格をチェックしてガソリン代を節約していきましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 給油小売価格調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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