更新日: 2024.06.08 その他
スーパーでアボカドを購入し、切ったら中が「真っ黒」だった!郵送で「返品」は可能ですか?
返品対応ができるケースもあるようですが、お店によって対応が異なるため確認が必要でしょう。
今回は、スーパーで購入した商品の返品が可能なのか、また、返品時に用意しておくべきものなどについてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
スーパーで購入したあとに不良品と気づいた商品は返品できる?
スーパーで購入したあとに食品が不良品だと気づいて返品を申し出た場合、返品できるか否かはスーパーの対応次第となります。理由としては、スーパー側の返品対応は原則義務ではないとされているためです。
スーパーで購入する行為は、書面では交わされていないものの契約行為の一つです。商品がレジを通った時点で、客側と店側とで売買契約が成立したことになります。
三重県消費生活センターによると、たとえ商品の売買契約であっても、一方的に契約の破棄はできないとされています。この場合、一方的な契約の破棄とは「商品を購入する契約を客側がキャンセルすること」です。
つまり、客側の判断で返品対応を求めたとしても、店側は契約の破棄に必ず合意しなければならないというわけではないということでしょう。もし返品に応じてもらえたとしても、あくまでお店側の善意となります。
スーパーで返品対応できない可能性のあるもの
スーパーによっては返品対応できない商品をホームページに明記しているケースがあります。
今回は、A社とB社では返品対応できない商品の項目を表1にまとめました。
表1
A社 | B社 |
---|---|
・要冷蔵や要冷凍の商品 ・野菜、果物、魚、肉などの生鮮食品 ・パンや生菓子 ・米類を含む一般食品 ・賞味期限を過ぎたもの、また、購入してから1週間以上経過した菓子類 ・電球や蛍光灯など ・はがきや切手、商品券、書籍類、各種チケット類 |
・生鮮食品 ・冷蔵・冷凍食品 ・飲料 ・ベビーフード、粉ミルクなどの商品 ・パッケージを開封してしまった商品 ・一度ご使用になった商品 ・お客さまの責任で傷や汚れが生じた商品 |
※参照資料を基に筆者作成
A社の例だと野菜は返品対象外となっているため、アボカドの返品には対応していません。B社の場合も野菜や果物などの生鮮食品は返品不可とされているようです。
基本的には、アボカドを含む野菜の返品は原則できない可能性が高いでしょう。
ただし、スーパーによっては不良品であった場合に返品または交換ができるケースもあるようです。スーパーによって対応が異なる可能性もあるので、返品を希望している場合はホームページや問い合わせ窓口で対応できるかの確認をしてみましょう。
スーパーで返品するときに必要なもの
もしスーパーが返品に対応できるようであれば、返品したいもののほかにレシートも用意しておきましょう。レシートがなければ、自分で購入した証明ができません。
アボカドが本当に買った当日に腐っていたのか、購入者が家に数日置いていた結果腐っていたのかは店側で判断できないため、返品対応を断られる可能性が高くなります。万が一に備えて、レシートは普段から保管しておく方がいいでしょう。
また、会員証を利用するスーパーでは、レシートと一緒に会員証が必要になるケースもあるようです。
不良品であれば返品対応してもらえる可能性もある
スーパーで買った商品の返品対応は、店側にとって義務ではありません。
特に野菜や果物などの生鮮食品は返品できないケースがほとんどです。しかし、スーパーによっては不良品の返品にサービスとして対応してくれるお店もあり、詳細がホームページやレシートに記載されている場合もあります。
購入したスーパーごとに返品対応が異なるため、もしスーパーで購入した商品を返品したい場合はまずはお店に確認をすることをおすすめします。
出典
三重県消費生活センター 消費者生活基礎知識
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー