更新日: 2024.06.06 その他
自販機でコーヒーを買おうとして「500円玉」を入れたら戻ってこない…!返してもらえるのでしょうか?
しかし、入れたのが実際のコーヒー代よりも高い500円玉や1000円札だったとしたら、諦めきれない気持ちになってもおかしくありません。
本記事では、自動販売機に入れたお金が戻ってこないときの対処法や注意点について詳しくご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
目次
自動販売機にトラブルが発生したときのメーカーの対応は?
「お金を入れたのに製品が出てこない」「レバーを動かしてもお金が戻ってこない」など、自動販売機にトラブルが発生した際は、飲料メーカーか管理会社に連絡しましょう。
自動販売機の前面に電話番号を記載したステッカーが貼られているはずなので、その電話番号に問い合わせてみてください。
どこに設置してある自動販売機でトラブルが発生したのかを確認するために、問い合わせの際に具体的な設置場所や自動販売機の管理番号を尋ねられる可能性があります。
管理番号も同じステッカーに記載されているので、その場を離れてから問い合わせる場合は、電話番号と一緒に忘れずにメモしておきましょう。
基本的には平日の夜や土日は電話受付に対応していないようなので、平日の日中に連絡する必要があります。
どのような方法で返金されるのか?
自動販売機のトラブルを管理会社やメーカーのほうで確認できたら、返金される可能性が高いでしょう。返金方法は会社によって異なりますが、以下のようなものがあります。
・自動販売機がある場所までスタッフが来て現金で返金される
・返金相当額の郵便為替やQUOカードが送られてくる
状況によってはすぐにお金が返ってこない可能性もありますが、後で返金されるので安心してください。
ただし、該当する自動販売機から離れる際に管理番号などをメモせず、設置場所についても明確に説明できない場合は、返金されない可能性もあるので注意が必要です。
「お金が戻ってこない」とウソをついたらどうなる?
実際には自動販売機にお金を入れていないにもかかわらず「お金を入れたのに製品が出てこないしお金も戻ってこない」「お釣りが出てこない」などと設置先事業者に対して虚偽の申告をしたことで、詐欺案件として問題になったケースもあります。
刑法第246条に「人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する」とあるように、詐欺行為はれっきとした犯罪であり、懲役の対象となります。
多くの場合、このような申告に対して管理会社は、該当する自動販売機の点検を行い、紙幣・硬貨のつまりや売上金の差異を確認したうえで返金に応じることになっているようです。
つまり、「お金が戻ってこない」とウソをついても発覚するケースがほとんどであると考えられるでしょう。
自動販売機からお金が戻ってこない場合は問い合わせることで返金される可能性が高い
自動販売機にお金を入れたにもかかわらず、商品が出てこないうえにお金も戻ってこないというときは、自動販売機のステッカーに記載されている電話番号に問い合わせることで返金される可能性が高いでしょう。
今回の「自動販売機でコーヒーを買おうとして500円玉を入れたら戻ってこない」という事例のように、実際よりも多いお金を入れた場合は、お金が戻ってこないと特に慌ててしまうかもしれません。
返金方法は自動販売機の管理会社や飲料メーカーによって異なるため、QUOカードが後日送られてくる形になる場合もあるようです。いずれにしろ、きちんと対処すれば損をする心配はないはずなので、まずは落ち着いて問い合わせ先を確認しましょう。
出典
e-Govポータル 刑法(明治四十年法律第四十五号) 第三十七章 詐欺及び恐喝の罪 第二百四十六条(詐欺)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー