更新日: 2024.06.05 その他

友人に「5000円返して」と言えません。以前ご飯を食べたときに「手持ちがない」というので自分が出しましたが、友人は忘れているようです。もう「半年」経ちますし、細かく言うべきではないでしょうか…?

友人に「5000円返して」と言えません。以前ご飯を食べたときに「手持ちがない」というので自分が出しましたが、友人は忘れているようです。もう「半年」経ちますし、細かく言うべきではないでしょうか…?
「ちょっとお金が足りなくて……」「後で返すからお金貸して」と友人に言われてお金を貸した後、なかなか返ってこずに困った経験をしたことはありませんか? 友人との関係を壊したくなくて「お金返してくれる? 」と言えない人もいるでしょう。
 
この記事では、友人とのお金の貸し借りトラブルについて、お金を返さない人の心理や返してもらうための対策を紹介します。お金の貸し借りで悩む人は参考にしてください。

「お金返して! 」が言い出せない理由

友人にお金を返すよう言い出せないのは、精神的な不安が大きな要因と考えられます。もし友人に「あのときのお金返してよ」と言って嫌な顔をされてしまうと、気持ちのよいものではありません。
 
お金に限らず、借りたものは返す義務があります。レンタルDVDを返せないと延滞金がかかるように、借りた物を期限までに返してもらえない場合は、何らかのペナルティが課されるのが当然です。
 
民法上では、期限が決まっている貸し借りでは期限を過ぎると、返済が遅れている状態である「履行遅滞」とみなされます。期限が決まっていない貸し借りでも「お金を返して」と言われた時点で履行遅滞とされます。よって、遅れた分も含めて責任をもって返済しなければなりません。
 
「友人にケチだと思われたらどうしよう」「細かいなと気を遣わせないかな」といった遠慮があると、いつまで経っても貸したお金は返ってきません。どうしても返してほしいのであれば、率直に友人にお金を返してほしいことを伝えましょう。
 

お金を返さない人の心理

お金を返さない人の心理として、以下のものが考えられます。
 

・時間を経過させて相手も忘れるのを待っている
・相手に「仕方ないな」と許してもらえるのを待っている

 
お金を返さない人の考えとして、お金を返さずに時間が経過するのを待つことで、相手が忘れるのを待っている可能性があります。「後で返す」「来月の給料が入ったら」というように何かと理由をつけて返すのを先延ばしにするケースが多いです。
 
また、貸してくれた人の情につけ込み「それじゃあ仕方ないか」と思ってもらえるのを待っていることも考えられます。「今はお金がない」「業績不振で減給になった」というように苦しい状況を言い訳にするケースがよく見られます。
 
どちらのケースにしても、一度「返済不要」が許されてしまうと、何度もお金を貸してほしいと頼まれる可能性があります。貸した側の人は毅然とした態度で対応するのがよいでしょう。
 

借りた人からお金を返してもらうための対策

借りた人からお金を返してもらうためには、以下の対策を試してみましょう。
 

・お金を借りたことを書面で記しておく
・分割払いを提案する
・弁護士に相談する

 
「お金を貸してほしい」と言われたら、貸し借りを証明するための書面をつくっておくとよいです。貸し借りを証明するための書類は「借用書」です。文書作成ソフトの見本テンプレートなどをもとに書類を作成し、借りた日にちや金額、返済方法、貸した人と借りる人の氏名を記載して押印してもらえれば、効力のある書類ができます。
 
また、分割払いを提案するのもよいでしょう。返済が厳しいのであれば、数ヶ月にわたって少しずつ返済してもらえれば全額返してもらえる可能性が高まります。なお、完済までに時間がかかる可能性があるため、あらかじめ返済期限を決めておくとよいです。
 
どうしても返してもらえない場合は、費用はかかりますが、弁護士に相談するのも一つの手です。弁護士を代理人にして交渉してもらうことで、借りた人に「お金を返してほしい」という意思をより強く明確に伝えられます。
 
「もう何度もお金を貸しているがいまだに全額返ってこない」「明らかに悪質だ」といった場合は、詐欺罪などに問える場合もあります。弁護士に相談して訴訟を検討してもよいでしょう。
 

お金の貸し借りは友人同士であっても慎重に

お金の貸し借りは円滑に金銭のやり取りが行われれば問題ありません。しかし、友人という関係性などに甘えてしまい、返済が滞ってしまうケースも存在します。大きなトラブルに発展すれば、二度と以前と同じように友人と付き合うことはできません。
 
お金の貸し借りはたとえ友人のような気の知れた関係であっても、慎重に行う必要があります。どうしてもお金を貸さなければならないのであれば「本当に貸してよいか」「将来的に損しないか」をよく考え「必ず返してもらうこと」を約束して貸すようにしましょう。
 

出典

e-Gov法令検索 民法
 
執筆者:石上ユウキ
FP2級、AFP

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