二極化するスキー場 今年の冬を快適に遊ぶ為に準備したいこと
配信日: 2018.11.24 更新日: 2019.01.10
スキー場までの交通費、リフトチケット代、スキーレンタル代、そして宿泊費と、スキーはお金がかかるレジャーですね。
ここでは本格的にではなく、初心者としてスキーをやってみたい方や、小さい子ども連れの方にスキー旅行の節約方法をお伝えします。
二極化するスキー場
近年、外国人観光客の増加で、スキー場によっては、日本人より外国人の方が多いというところまで出てきているようです。そのため、もしかしたら、スキー場の経営者たちはみんな儲かっているというイメージを抱く方もいるかもしれません。
しかし、それは大間違いです。ニセコや白馬など、外国人が行くスキー場というのはまだ限られています。英語ができるスタッフが常駐していることや、外国人が好むパウダースキーができるところに外国人が集中します。
規模が小さく、英語のできるスタッフがいないスキー場の経営は苦しいところが多く、今のスキー業界は繁盛しているところと経営難のところと二極化してきています。
そして、こういう経営難に陥っている所は、リフト代金を値下げせざるを得ません。その代わり、リフト券をチェックするスタッフを常駐させないなど人件費を削減して、何とか経営を保っています。
私の住む新潟県南魚沼市の旧大和町地区は、この15年で3つあったスキー場のうち、2つが潰れました。ニセコや白馬だと1日券が5000~7000円しますが、この辺では、2500円から3000円程度です。平日だと、女性割引やシニア割引で、2000円程度で滑れてしまうところもあります。
スキー場の規模はニセコや白馬にかないませんが、スキーに初めて挑戦する方や、子どもと安全に楽しみたい方にとっては、十分に楽しめるだけのコースが用意されています。中には2時間だけ滑りたいという人もいるでしょう。そういう人にはナイター券がおすすめです。五日町スキー場だと1000円でナイターが滑れてしまいます。
リフト券だけでなく、スキーレッスン受講料も安いです。白馬だと2時間5000~6000円しますが、五日町スキー場だと2700円です。
大人数で宿泊代を節約しよう
いわゆる「民泊」ブームの到来で旅館業の取得が容易になり、空き家や別荘などを宿泊所として貸すことができるようになりました。
スキー場近くにも、大人数で一軒家をまるごと借りられる物件がたくさん出てきています。複数人で泊まれば、1人1泊数千円で泊まることもできます。民宿には台所がついていることが多いので、大人数で鍋でもすれば、食事も安上がりです。
まとめ
「スキー旅行は高い」というイメージがありますが、今、スキー場によっては破格の価格でスキーを楽しむことができます。リフト代だけでなく、スキーレッスンもお得に受けられるので、初心者の方も安心ですね。
「スキーはやってみたいけど、1日券に6000円も払えない」という方は、ぜひそういったスキー場に行き、友達や家族でわいわいスキーや雪遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。
Text:黒岩 揺光(くろいわようこう)
フリーライター