2位でも賞金1億円越え? 国内サッカーのタイトルの賞金額っていくらなの
配信日: 2018.11.08 更新日: 2019.01.10
プロ野球では日本シリーズ、Jリーグもリーグ戦は終盤戦に入り、残留争いも激しさを極めます。
サッカーの場合は、リーグ戦と並行して、ルヴァンカップ、天皇杯といったカップ戦も行われており、今年は10月末、そして12月中旬にそれぞれ決勝戦が行われます。
特にJ1リーグ戦、ルヴァンカップ(Jリーグカップ)、天皇杯は「国内サッカー三冠」と呼ばれ、名誉あるタイトルであり賞金額も高額です。
ルヴァンカップ決勝戦では、湘南ベルマーレが横浜F・マリノスを破り、初制覇を成し遂げ、賞金1億5000万円を獲得しました。
Text:大場脩(おおば しゅう)
ファイナンシャルプランナー。
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国内サッカー3つのタイトルの賞金額は?
【国内サッカーの賞金額】
<リーグ戦>
J1
優勝:3億円
2位:1億2000万円
3位: 6000万円
J2
優勝:2000万円
2位:1000万円
3位:500万円
J3
優勝:500万円
2位:250万円
Jリーグは3つのリーグに分かれており、J1が日本のトップリーグになります。J1が実力、人気、賞金いずれも最も高く、下位リーグのチームは1つでも上のリーグにいくことを目指して闘っています。
J2、J3のリーグ戦で上位に入れば、上のリーグへ昇格できますが、Jリーグではスタジアム設備や財政面など「クラブライセンス制度」を設けています。
例えば、J1に昇格するためにはリーグ戦での結果も必要ですが、「J1クラブライセンス」を取得することが義務づけられており、クラブライセンスを取得できない場合は、リーグ戦で優勝しても昇格できないということになります。
各チーム共に、実力はもちろんですが、スタジアム設備や財政面も充実させていかなければなりません。
<ルヴァンカップ>
優勝:1億5000万円
準優勝:5000万円
3位:2000万円(1チームあたり)
今回は湘南ベルマーレが優勝し、賞金1億5000万円、2位の横浜F・マリノスに5000万円、準決勝進出チームの鹿島アントラーズと、柏レイソルにそれぞれ2000万円が進呈されます。
<天皇杯>
優勝:1億5000万円
準優勝:5000万円
3位:2000万円
3位決定戦はないので、準決勝進出クラブには2000万円が賞金として進呈されます。
賞金もチームの大事な収入源
これまで、同じ年にこれら3つのタイトルを獲得する「国内三冠」を成し遂げたチームは、鹿島アントラーズ(2000年)とガンバ大阪(2014年)の2つのチームです。今年の賞金額を当てはめると総額6億円を獲得することになります。
賞金を得られれば、チームにお金が入り、それがチームの運営や強化費にあてることができます。活躍に応じて選手の年俸にも還元されます。
Jリーグチームの主な収入は、スポンサーから得られるスポンサー収入、グッズを販売して得られるグッズ収入、そしてチケット料収入が大きな柱です。その他に、賞金を獲得することも大きな収入源です。
スポンサー収入とは、ユニフォームスポンサーはもちろん、スタジアムの広告や試合ごとに「○○株式会社プレゼンツマッチ」といった冠スポンサーマッチを開催することで得られる収入を指します。Jリーグをはじめ、サッカーは世界中に配信されていますので、ユニフォームスポンサーになることで世界中への露出、広告効果を期待することもできます。
これから国内サッカーも佳境に入ってきます。試合はもちろんですが、リーグやカップ戦の賞金額にも注目していくと、また違ったサッカーの楽しみ方ができるのではないでしょうか。
参考・出典:
Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ)公式サイト
Jリーグ表彰規程
2018JリーグYBCルヴァンカップ大会概要
天皇杯2018大会概要
Text:大場 脩(おおば しゅう)
ファイナンシャルプランナー。