更新日: 2019.08.19 その他

「ちょい旅」のススメ。安く楽しく、きままな散策を楽しみましょう

「ちょい旅」のススメ。安く楽しく、きままな散策を楽しみましょう
宮﨑真紀子

執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

一.観光案内所とお得なきっぷを上手に使う

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福岡にいるお友達が上京することになりました。「一日時間が空くので付き合ってもらえる?」勿論OKです。久しぶりなので、ゆっくりお喋りしながらランチをして銀座をブラブラかな。でも折角なので少し足を延ばしたいと思い、鎌倉まで出かけることになりました。 春の女子旅にぴったりです。

<駅に着いたら観光案内所へ>

上京するのは久しぶりの彼女です。やはり日帰り旅行を考えていたそうです。こんな時、思い浮かぶのはバス旅行。効率よく観光地を巡ることが出来ます。不案内な場所を運転することや電車の乗り継ぎの心配もありません。近頃はコースも充実しているので、とても人気があります。ですが全てがパッケージされていますので、近くに行きたい場所があっても行程に入っていない、何度も行った場所で長い滞在時間が設定されている、といったデメリットもあります。残念ながら、今回は彼女の希望するコースは見つからなかったようです。
そこで、鎌倉へ気ままな旅行となりました。東京駅から直通で約1時間です。たった1時間ですが、旅行気分を味わえます。最近の私のお気に入りは観光案内所です。以前はガイドブックを片手に、今ならスマホの地図を見ながら散策をする人が多いはずです。観光案内所にある地図やパンフレットはかなりの優れものです。見やすく、地域の一押しが一目で分かります。また、希望を伝えると親切に教えてもらうことが出来ます。
今回もカウンターで長谷寺に行きたい旨を伝えました。説明を聞く途中で彼女が「竹の寺(報国寺)も風情があるらしいですね」と別のリクエストをしたら、どの順番で巡ると効率が良いかアドバイスをしてもらえました。「お得なきっぷ」もここで購入しました。

<観光地で使う“お得なきっぷ”はとても便利>

鎌倉では、お得なきっぷが複数販売されていますが、今回使用したお得なきっぷは「鎌倉フリー環境手形(頼朝きっぷ)」です。これはフリー区間内のバス・江ノ電の一日乗車券で、協賛している寺社で記念品がもらえる等の特典付きです。料金は570円。私たちのお目当ての報国寺と長谷寺は鎌倉駅から逆方向なので、
鎌倉駅~浄妙寺(報国寺の最寄り駅)バス往復390円(交通IC利用時)
鎌倉駅~長谷寺          江ノ電往復380円
合計770円。これだけで200円のお得になります。浄妙寺・報国寺・長谷寺は協賛していますので、絵葉書やリーフレットもいただきました。
今回は生憎の雨で、観光は3つのお寺と小町通周辺となりました。フルに活かせば、お得度はアップするはずです。
更に便利だと思った点があります。観光地のバスは、たいてい混雑しています。その中で整理券を取って料金を払うことは面倒です。小銭の用意やチャージの心配なくスイスイ通れる「頼朝きっぷ」は、便利なきっぷ~頼れるきっぷでした。
お庭を眺めながらお抹茶をいただき、美味しい昼食にお土産探し、とても充実の一日でした。

二.大人女子も動物園で癒されませんか

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SNSなどの口コミ情報の拡散で、ウサギの島・猫の島・サルの温泉など動物に触れあえる場所には、海外からの観光客が押し寄せているそうです。福岡にいる友達が上京することになりました。多摩動物園でチータの赤ちゃんが産まれたので見に行きたい、というリクエスト。今回の「ちょい旅」は動物園です。子どもだけでなく、大人女子も楽しめるスポットへ行ってきました。

<動物観察に癒される>

随分前、上野動物園にいるパンダを見るための長蛇の列がニュースになりました。「客寄せパンダ」という言葉はここから生まれたと思います。そこでしか見ることが出来ない、希少性の動物が注目されたものです。その後、旭山動物園がユニークな展示方法で有名になりました。それまでの檻の中で閉じ込められているイメージは崩れ、のびのびと暮らす動物たちの生活が見られるようになりました。今回訪れた多摩動物園も、ゆったりとした敷地に放たれた動物たちがのんびり過ごす様を見ることが出来ます。一方ガラス張りの壁面や柵が設けられ、迫力ある姿が間近で見られる工夫もされています。
大きなトラが肉の塊に食いついた後に見せる、ネコ科特有のしぐさと愛くるしい表情が印象的でした。見ていた女性が思わず名前を呼ぶと、返事をしたのには驚きました。まるで愛猫とのやり取りです。タスマニアデビルの園舎の前では、望遠レンズを構える女性に出会いました。何時間もかけてベストショットを狙っているそうです。デビルにすっかり魅せられたようでした。

<それぞれの楽しみ方>

モノ消費からコト消費へ移行しています。遊園地のアトラクションは年々バージョンアップして、それに伴い入場料金も値上がりしています。それと比べると動物園の入園料は割安です。多摩動物園と上野動物園が600円、横浜ズーラシア800円、旭山動物園820円。飼育や餌代などの経費を考えると、値上げしても仕方がない筈ですが、良心的な価格に抑えられていると思います。

今回の多摩動物園へのちょい旅の支出内容を見ておきましょう。
【交通費】
新宿~多摩動物公園
行きはモノレールを利用して京王線320円+モノレール210円=530円
帰りはオール京王線340円
動物公園~高幡不動までの列車は動物園仕様です。車両ごとにトラやゾウの絵柄になっていて、とても可愛くてお勧めです。動物園の余韻が楽しめます。往復を同じ交通手段にするより、このルートを推奨します。
【お土産】
正門横にあるギフトショップには、動物グッズがいっぱいあります。ぬいぐるみやお菓子、文房具など、ここでしか買えないと思うと迷ってしまいます。同行の友人は、一体1000円程度のチータの親子のフィギュアをお買い上げ。ワークデスクにも飾れる大きさなので、帰ってからも癒されます。

今回は午後出発でしたが、園内のあちこちには休憩スポットもありますので、次回はおにぎりやサンドイッチ持参でランチタイムも楽しみたいです。
平日だったこともありますが、子どもより大人が多かったことが意外でした。思い思いに楽しんでいる大人女子たちにも会いました。皆さん、表情はにこやかです。今回訪れた多摩動物園は都心から約1時間と手軽に行くことができます。アニマルセラピーのお陰でしょうか。私たちも午前中の仕事モードとは別人。とても癒された「ちょい旅」でした。

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