更新日: 2020.05.25 その他
センセーブ運河の水上バスで、お得にタイ バンコク観光(1) 3大ワット編
観光客にはあまり知られていませんが、この水上バスを利用することで、バンコクの主要な観光名所をお安く、手軽に訪れることができます。
執筆者:林智慮(はやし ちりよ)
CFP(R)認定者
相続診断士
終活カウンセラー
確定拠出年金相談ねっと認定FP
大学(工学部)卒業後、橋梁設計の会社で設計業務に携わる。結婚で専業主婦となるが夫の独立を機に経理・総務に転身。事業と家庭のファイナンシャル・プランナーとなる。コーチング資格も習得し、金銭面だけでなく心の面からも「幸せに生きる」サポートをしている。4人の子の母。保険や金融商品を売らない独立系ファイナンシャル・プランナー。
渋滞知らずの水上バス
センセーブ運河水上バスは、バンカピ近くのワット・スリブンルアン船着場(Watt Sriboonreung pier)から、ワット・サケットの近くのパンファ船着場(phanfa pier)を結んでいます。
途中、プラトゥナム船着場(Pratunam pier)で乗り換えが必要ですが、ワット・スリブンルアンからパンファまで通しで乗っても19バーツ(1バーツ3.4円の場合、約65円)の安さ。そして、車社会のバンコクにおける朝夕の渋滞は激しいのですが、水上バスは渋滞知らずなのです。
渋滞知らずの公共交通期間といえば、電車です。あまり路線がありませんが、バンコク市内にもBTS(スカイトレイン)や地下鉄等の電車が走っています。
また、バンコク市内には多くのタクシーが走っています。タクシーは便利ですが、適正料金を知らない観光客には法外な料金を徴収したり、料金メーターの動きが速い、遠回りされたりする等、観光客がカモにされることがあるそうです。トラブルに上手く対処出来ればいいのですが、折角の旅、トラブルはなるべく避けたいですね。
電車と水上バスを利用することで、安心して、渋滞知らずの観光ができるのです。
ただし、屋根しか付いてない船のため、乗客がビニールシートを上げて水しぶきを防ぐのですが防ぎきれず、とても綺麗とはいいがたい運河の水しぶきがかかりますし、水上バスのエンジンの排気も否応なく吸い込むことになります。そして、船着き場に船が係留された僅かな時間に飛んで乗り降りしなければなりません。
匂いと乗り降りが問題なければ、運河沿いの方や水上バスに乗り継ぐ事ができる方にとって、センセーブ運河水上バスは利用価値が大きいです。
王宮寺院ワット・プラケオまでの行き方
センセーブ運河水上バスの西の端、パンファ船着場からワット・プラケオやワット・ポーの間には、ワット・サケートをはじめ、多くの寺院や民主記念碑等があります。時間があれば、ゆっくり見学しながらの移動が良いでしょう。
それぞれの寺院を素通りでワット・プラケオに移動する場合、ワット・サケートから、ジャイアント・スイング(サオ・チン・チャー)とワット・スタットの間の道を西に30分程歩き、サランロッム宮殿の前を取り過ぎると、ワット・プラケオに到着します。ただし、敷地が広いため、セキュリティチェックそして入り口までにはまだ10分ほど歩く必要があります。
ワット・ポーは、ワット・プラケオの南の道路を挟んだ向かいにあります。
そして、ワット・アルンはチャオプライヤー川を挟んだ向かいにありますので、渡し船で行きます。
船着場へは、ワット・ポーとワット・プラケオの間の道を、右手にワットプ・ラケオ、左手にワット・ポーという状態で進むと、チャオプライヤー川渡し船船着場に到着します。4バーツを払い、渡し船で対岸に渡ると目の前がワットアルンです。
センセーブ運河水上バスは、片道最大19バーツ。水上バスと渡し船にかかる料金は、往復で最大46バーツ(1バーツ3.4円の場合、約157円)の交通費で移動できます。
ただし、拝観料は別途必要になります(例えば、ワット・プラケオは500バーツ、ワット・アルンも塔の見学は50バーツ必要です)。
電車を使う場合
BTS(スカイトレイン)を利用する場合、チャオプライヤー川のエクスプレスボートを利用します。エクスプレスボートとBTSの利用は、タクシーを使わずに3大ワットへ行く方法として知られています。センセーブ運河から乗り換えの場合、プラトゥナーム船着場からBTSサイアム駅まで15分ほど歩き、シーロム線のサバンタクシン駅でチャオプライヤー川のサトゥーン船着場へ移動。エクスプレスボートでワット・アルンまたはワット・プラケオへ行く方法です。対岸への移動は渡し船を使います。
サバンタクシン駅からサイアム駅までは37バーツです。
チャオプライヤーエクスプレスボートを利用した場合、急行のイエローフラッグは20バーツ、特急のツーリストボートは50バーツです。
例えば、プラトゥナーム船着き場からチャオプライヤー川を利用した場合、イエローフラッグの利用の場合、往復で114バーツ。
パンファー船着場までセンセーブ運河の往復の場合と、途中のプラトゥナーム船着場でBTSに乗り換えた場合と料金を比較すると、パンファー船着場往復の場合は最大で46バーツ。センセーブ運河は、長距離の場合、パンファーで降りてもプラトゥナームで降りて2バーツ程度の差しかない為、BTS利用の場合は約110バーツ(1バーツ≒3.4円の場合約374円)余計にかかる計算になります。
それでも、安く移動できます。
料金につきましては、ご利用の際に各HPでご確認下さい。
Text:林 智慮(はやし ちりよ)
CFP(R)認定者