更新日: 2019.07.04 その他

お金をかけずに災害に備える ローリングストックがもたらす3つの利点

お金をかけずに災害に備える ローリングストックがもたらす3つの利点
皆さん、災害に備えていますか?
 
地震に、豪雨とどのような地域に暮らしていても、安心とは言えない日本。もしもの時にもあせらず落ち着いて対処するためにも、日々の備えがあることは大切です。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ローリングストックって知ってますか?

「ローリングストック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?簡単に説明すると、非常時用に特別な食料を準備するのではなく、日常でも活用できる食品を多めに備蓄し、使ったら補充を繰り返していく=ローリングすることで、賞味期限に余裕のある食品を常に、備蓄しておくことを言います。
 
このローリングストックには、節約も含めたいくつかの利点があります。
 
まず1つ目は、比較的安価ですむことです。非常食は、特別に賞味期限を長くするための保存法を用いているなど、特殊なものも多く、割高な金額のものも多くあります。ローリングストックの場合、普段から食べている食材でOKなので、缶詰がスーパーの特売でちょっとお得になっていたらそれを多めに買っておいても使えるので、経済的です。
 
最低限3日間1人分の備蓄をするとして、ドラッグストアなどで比較的安いものを選ぶと考えると、レトルトご飯6個(計400円)、缶詰6個(計420円)、レトルトのカレーやシチュー3個(計200円)、レトルトの雑炊3個(計300円)、栄養バー3箱(計300円)、水6リットル(計300円)合計1920円です。長期保存用のパンやご飯は、1食300円程度するものが多いので、かなりお得に感じますね。
 
2つ目は、非常時に慣れないものを食べずにすむこと。非常時は、不安や慣れない生活で何かとストレスが溜まるもの。食べ物だけでも、できるだけ普段と同じものが食べられれば少しは、気持ちが安らぐかもしれません。
 
3つ目は、奥にしまいこんで忘れてしまい、賞味期限が切れて食べられなくなってしまうなど、いざというときに役に立たないということを防ぎます。日常食べている食品なので、ある程度の頻度で消費していれば、賞味期限切れになってしまうことを防げますね。
 
このように、お得で利点も多いローリングストック。ぜひご家庭でも取り組んでみてはいかがでしょうか。
 

防災グッズでなくても役に立つ!お役立ち生活雑貨

非常時に備えておかなくてはならないのは、食料だけではないですよね。非常時持出用袋など、備えている方も多いのではないでしょうか。
 
もちろん非常時持出袋のセットなどを準備しておくにこしたことはないのですが、普段使っている生活雑貨などでもとても役に立つものがあるんです。そういったものをいくつかご紹介します。
 

■ラップ

災害の際に一番困るという方が多いのが、水が使えないことです。そんな時にラップはさまざまなシーンで大活躍します。まず食事の際にお皿やお箸に巻いて使うことで、皿洗いをする水を節約することができます。
 
さらに、体に巻けば保温効果がありますし、ちょっとした傷の応急手当として、ラップを巻いておくという方法があります。(これはあくまで応急手当なので、その後の消毒などの処置はきちんとしてください。)
 

■バケツやきれいなポリタンク

水が使えなくなり給水車が来たとしても、実はとっても困るのが水をくむ容器です。意外と家の中のもの何かに水を入れよう、溜めようとしても適するものがないのです。そんな時、バケツやきれいなポリタンクがあるととても便利。
 
さらに、もしお風呂の水でトイレを流すなど家の中で水を移動させようとしても、これまた適したものがありません。バケツがあると活躍します。少しかさばりはしますが、高いものではないので、一家に一つ備えがあってもいいかもしれません。
 

■新聞紙や空のペットボトル

地震などの際、家の中でいろんなものが壊れたり散乱したりします。まだ水が来ない段階では、簡単に掃除することもできません。そんな時に役に立つのが新聞紙です。とりあえずこぼれた液体を吸わせたり、散らばったものを集めることができます。
 
さらに、ガラスなどが散乱して直接手で触れる際に活躍するのは空のペットボトルです。ペットボトルを真ん中から斜めにはさみなどで切ると簡易のスコップのような形になります。それで散乱した危険物をすくうことができ、最終的には捨ててしまうことができるのでおススメです。
 
さまざまな防災グッズなども備えておくにこしたことはありませんが、毎日の生活でも使うちょっとしたものがいざというときに役立つかもしれません。
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部
 
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