「ドライフルーツ」は手作りすればコスパ最強? 費用や作り方を解説

配信日: 2023.09.27

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「ドライフルーツ」は手作りすればコスパ最強? 費用や作り方を解説
スーパーなどで、ドライフルーツを見かけたことはありませんか? 種類によっても異なりますが、ドライフルーツはおやつにするには高額だと感じるものも少なくないかもしれません。そのため、継続的に食べたくても金額的に購入をためらってしまうこともあるでしょう。
 
では、手作りすれば購入するよりも費用を抑えられるのでしょうか。今回は、ドライフルーツを手作りした場合のコスパについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ドライフルーツは100gあたり500円前後のものが多い

市販のドライフルーツは、大きく分けると「糖漬けタイプ」と「無添加タイプ」の2種類です。ドライフルーツの価格は果物の種類などによって異なりますが、特に無添加でオーガニックフルーツを使用したものは高額になる傾向があります。
 

・高額なドライフルーツは100gあたり2000円前後

価格.comのドライフルーツの価格を参考にすると、ドライフルーツの価格は100gあたり400~500円前後のものが多いようです。ただ、フルーツの種類や製造方法などによってはそれより高額なドライフルーツもあります。例えば2023年9月時点で、輪切りにしたパイナップルの無添加ドライフルーツは100gあたり2000円ほど、ドライマンゴーは同量で約2300円のものもそれぞれ販売されています。
 

手作りドライフルーツにおすすめのフルーツ

ここでは、手作りドライフルーツにおすすめのフルーツと金額の目安を紹介します。
 

・りんご

りんご1個あたりの平均価格は約185円です。ドライフルーツにする際は、皮をむかずに作れます。乾燥させると軽い食感になりますが、栄養成分は落ちにくいのが特徴です。
 

・バナナ

りんごと同じく、バナナも年間を通して手に入れやすいフルーツで1カットあたりの平均価格は約168円です。香りも良く甘みが強いバナナは、ドライフルーツにすることでさらに風味が増す傾向にあり、食感はポリポリして軽いのが特徴です。
 

・柑橘系(レモンやオレンジ)

レモンの平均価格は1袋(2個入り)で約197円、オレンジの平均価格は1個あたり約123円です。レモンはドライフルーツにすると甘みが出て食べやすくなり、オレンジは甘酸っぱさを残したまま香り高く仕上がるのが、それぞれの特徴といえます。
 

手作りドライフルーツのほうが節約できる

ドライフルーツを作る方法は、天日干しや電子レンジなどで簡単に作ることが可能です。手作りする際に必要な干し網やザルがなければ、初期費用としてその費用がかかります。
 

・天日干し

天日干しを作る際には、干し網やザルが必要です。価格.comの干し網の価格を参考にすると3段ほどある干し網は安いもので約400~500円、竹ザルなら100円均一でも手に入ります。
 
晴れた日に天日干しし、夜は家の中に入れましょう。天日干しは、4日前後行います。りんごのドライフルーツ(1個あたり約185円)を干し網と竹ザルで作る場合を想定して簡単にシミュレーションした結果が以下です。
 

【りんご1個分のドライフルーツを作る際の費用目安】

●干し網の場合:約585~685円
●竹ザルの場合:約285円

 
すでに、干し網やザルがある場合はフルーツ代だけで済むため、購入するより節約になりそうです。
 

・電子レンジ

天日干しほど時間をかけたくない場合は、時短として電子レンジが役立ちます。電子レンジを500Wにセットし、3分前後加熱してから日あたりの良い場所で1日ほど自然乾燥させましょう。電子レンジに表示されているワット数は温める力のことで消費電力とは別です。
 
電子レンジの定格消費電力を980Wとした場合、1時間あたりの電気代は「980W÷1000×1時間×約31円(1kWh)=約30.38円」、1分あたりの電気代は「約30.38円÷60分=約0.5円」です。そのため、3分加熱すると約1.5円の電気代がかかります。なお、1kWh目安料金は全国家庭電気製品公正取引協議会の新電力料金目安単価によるものです。
 
りんごのドライフルーツを作る場合、1回あたりの費用は「りんご1個約185円+電気代約1.5円=約186.5円」です。ただし、時短とはいえ天日干しも必要なため、干し網などがない場合はいずれかの購入が必要になります。
 

節約できる手作りドライフルーツであればさまざまな種類を手軽に楽しめる

市販品を購入すると100gあたり500円前後することもあるドライフルーツ。しかし、手作りにすれば大幅な節約が期待できます。
 
リンゴの場合、品種にもよりますが普通サイズで300g前後、小玉サイズで200g前後です。ドライフルーツにすると重量は生の状態の20%程度になるので、100gのドライフルーツを作るには普通サイズと小玉サイズ各1個が必要です。
 
それでも、ザルなどを使って天日干しで作れば電気代はかかりません。一方、電子レンジを使用した場合は時短ができ1回あたり電気代は約1.5円かかります。いずれの方法でも、市販のドライフルーツより安く食べることが可能です。さまざまな種類のドライフルーツを安価で楽しみたい場合は、手作りをしてみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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