コロナ禍で買った「消毒用アルコール」の処分はどうすべき? シンクに流すのがNGな理由や活用方法を解説!

配信日: 2023.09.26

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コロナ禍で買った「消毒用アルコール」の処分はどうすべき? シンクに流すのがNGな理由や活用方法を解説!
コロナ禍の必需品として消毒用アルコールを大量に購入し、自宅にストックしている人も多くいるのではないでしょうか。しかし、ストック品のなかには使用期限が近いものもあるかもしれないため、確認が必要です。
 
実際に、使用期限が切れた場合はどのように処理すればよいのでしょうか。そこで今回は、使用期限切れの消毒用アルコールの使用方法や処分方法、費用などについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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使用期限が切れた消毒用アルコールは使えるのか

基本的に、消毒用アルコールは使用期限が決められています。未開封のものの場合、商品によって具体的な使用期限は異なりますが多くはおおむね3年が目安です。使用期限を過ぎた消毒用アルコールは、基本的に人体への害はないと考えられていますが、殺菌効果が期待できません。
 
そのため、本来の消毒効果を得るには使用期限を過ぎたものは殺菌目的で使用しないほうが賢明です。なお、処分する場合の方法については後述しますが、使用期限が過ぎた消毒用アルコールは掃除に活用することも一つの方法といえます。
 
例えば、食べ物の汚れを落としたり窓ガラスや鏡、シールのはがしたときのシール跡をきれいにしたりすることなどにも活用できるでしょう。 アルコールは、揮発性があるため、拭いた場所をさらに水拭きする必要もなく簡単にお手入れできます。
 
ただし、引火する恐れがあるため、掃除に使用する場合はコンロや電化製品など、火や火花が出るものの近くで使わないよう注意してください。なお、製品によっては手指消毒以外の使用を推奨していないものもあるため、製品ごとに確認するとよいでしょう。
 

消毒用アルコールの処分方法とは

前述したように、一口に消毒用アルコールといっても製品によってアルコール濃度は異なります。アルコール濃度が60%以上のものは揮発性があり、引火の危険性があるため、注意して処分することが必要です。
 
このような高濃度の消毒用アルコールを処分する場合は、液体を紙などに染み込ませたうえで、乾燥させてから可燃ごみに出しましょう。
 
液体を出す際は、近くに火がない場所で十分な換気をしながら行うことが大切です。洗面所やキッチンのシンクへ流すと排水管でなんらかのきっかけで引火する恐れがあるため、おすすめできません。
 
捨てる量が多い場合など、家庭で処分することが難しいときは薬品の処分を請け負っている専門業者などへの依頼も検討しましょう。この場合は、処理料金がかかるため、依頼する前に料金を確認することが重要です。
 
なお、市販されている消毒用のエタノールなど少量であれば水で薄めながら流してもよいという情報もあります。しかし、万が一の事態を考えると安易に流さず、前述のような方法で処分するのが賢明です。
 

消毒用アルコールの処分方法に気を付けよう

期限切れの消毒用アルコールは、殺菌効果が薄れてしまうため、消毒としての目的を果たせない可能性があります。また、処分する際は布や紙などに染み込ませて乾かしてから可燃ごみとして処分するのがよいでしょう。
 
アルコールは引火の危険があるため、作業する際は周りに火気がないことを確認し、しっかりと換気しながら行うことが重要です。処分する量が多い場合でも、面倒だからとそのまま捨てず専門業者へ依頼するなど正しい方法で処分しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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