夏服がセールになっていて「衝動買い」してしまいます。どうすれば衝動を抑えられますか? 来年も着るなら問題ないでしょうか?
配信日: 2023.09.22
そこで、衣服の購入が無駄遣いにならないようにするにはどうすれば良いのかを紹介します。

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家計調査から見た被服費の平均額
総務省統計局がおこなっている家計調査(2022年)の単身世帯のデータをもとに、年代別に被服費を年間いくら使っているのかを見てみましょう。単身世帯全体では年間に被服および履物に使う金額は6万3358円となっています。被服費は年代や性別、勤労世帯か否かでも大きく異なります。
34歳以下の男性を除き、男性より女性のほうが被服および履物の支出は高い傾向です。女性の単身世帯全体では被服および履物に使う金額は7万3615円となっています。女性の年齢別では、34歳以下は9万2211円、35~59歳以下は10万9708円、60歳以上は5万7950円、65歳以上は5万5711円です。
単身世帯の中で女性の勤労世帯に限ると、被服および履物に年間10万5532円使っています。女性の勤労世帯の年齢別では、34歳以下は9万9732円、35~59歳以下は11万4739円です。
【令和7年最新】「3万円給付金」の申請はお済みですか?「価格高騰重点支援給付金」の支給がスタートしています!
政府による「価格高騰重点支援給付金」の支給が始まっているようです。例えば横浜市で対象となる世帯の条件は、令和6年12月13日時点で横浜市に住民登録があること、世帯全員が令和6年度住民税均等割非課税であることです。物価高騰による影響が大きい世帯にとってはうれしいニュースになります。 そこで本記事では、「価格高騰重点支援給付金」の支給額や申請が必要なケースなどについて詳しく解説します。
被服費の無駄遣いを防ぐコツ5選
被服費の無駄遣いを防ぐコツ5選を紹介します。
・自分の手持ちの衣服を把握する
自分がどのような種類、色、カテゴリーの衣服を持っているかを把握していないと、同じような衣服を買ってしまいがちです。まずは、クローゼットに入っている衣服や靴箱の靴をすべて出して写真を撮っておきましょう。そうすることで、自分の必要な衣服は何かが見えてきます。
・衣服に支出できる予算を決める
衣服は毎月コンスタントに支出するものではないので、年間で予算を考えると良いです。手取りから住居費、水道光熱費、通信費、保険料などの固定費と食費や日用品、交際費、交通費、教養娯楽費、医療費などを差し引いた金額が衣服に支出できる金額です。年間でいくら使えるかが把握できたら、その金額内で衣服を購入するようにしましょう。
・セールで購入する場合は本当に着るかを考える
セール品は、売れ残った商品の価格を下げて販売しているもので、多くの場合は世間の需要がなかった商品です。定価で購入するよりも安く買えるからと飛びついてしまいがちですが、本当に自分に必要な衣服なのかを考えてから購入するようにしましょう。
・長く着られる衣服を購入するよう心掛ける
衝動買いした衣服をクローゼットにしまってタンスの肥やしにしてしまうと、単なる無駄遣いになります。しかし、今年安く購入した衣服を来年も着るのであれば、節約につながります。衣服を購入したくなったら、来年も着られるのか、着たいと思えるのかということを今一度考えてみましょう。
・コーディネートしやすい衣服を選ぶ
トップスだけ、ボトムスだけなど単品で衣服を購入する際には、手持ちの衣服とコーディネートできるかを考えてみましょう。コーディネートできる衣服がない場合は、トップスとボトムスをセットで購入すると、必ず着ることになるので無駄遣いにはなりません。
セールで購入した衣服はタンスの肥やしにせず活用しよう
セールで衣服を購入すると、定価よりもお得な価格で手に入れられます。ただし、安いという理由だけで買うと、結局タンスの肥やしになってしまう可能性があります。年間で使える被服費の予算を立て、その範囲内で購入する、手持ちの衣服とかぶらず長く使える衣服を選ぶなど、計画的に購入すると無駄遣いにはなりません。購入後に何度も着られる衣服を購入することがポイントです。
出典
総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯2022年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー