今すぐチェック! お札の「数字とアルファベット」がレアだと高額で買い取ってもらえるって本当? チェックポイントを解説
配信日: 2023.09.16
そこで今回は、記番号とは何なのか、過去にどれくらい値段が上がったケースがあるのかを紹介します。本記事を参考に、今すぐお札をチェックしてみましょう。

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
記番号って何?
記番号とは、お札に印刷されている「数字とアルファベット」のことです。お札の表側の上下に印刷されているもので、例えば「B123456C」や「DE777777F」といった英数字の羅列をいいます。数字は6桁で、頭に1文字か2文字、末尾に1文字のアルファベットで挟む形になります。
ただし、アルファベットについてはI(アイ)とO(オー)は使われていません。この2つは数字の1と0と間違えやすいためです。
記番号の数字は「000001」から「900000」まであり、全部で90万通り存在します。これらを組み合わせることで作られる記番号は、一巡するのに129億6000万枚のお札が必要です。その中には、マニアにとってレアで価値の高い記番号もあります。その記番号のついたお札が高額で取引されるというわけです。
レアな記番号とは?
では、レアで高額になりやすい記番号をいくつか紹介していきます。
・キリ番
「200000」や「500000」といったキリのよい番号のことをキリ番といいます。キリ番になっている記番号は、本来の額面よりも価値が上がりやすい条件の一つです。
・階段
階段とは「123456」のように数字が順番に上がっていくもので、レアなお札として価値がつきます。「456789」のように、始まりが1でなくても取引の対象になることもあります。
・ゾロ目
「999999」や「777777」といった同じ数字だけで構成された記番号です。中でも「777777」はラッキーセブンと呼ばれ、より価値は上がります。
・AA券やZZ券
A000001AからA000100Aの記番号を持つお札は、日本銀行の貨幣博物館をはじめとした施設や機関に所蔵・寄贈されるため、通常は流通することがありません。マニアの間ではAA券と呼ばれるもので、もしも出回っていれば価値が上がります。
また、数字の両脇がZで挟まれたZZ券と呼ばれる記番号も価値が上がりやすい条件の一つです。
額面よりはるかに高い価値がついたケース
レアな記番号のケースはいくつかありますが、実は、過去には記番号自体印刷されていないお札も出ています。伊藤博文の1000円札で、200万円近い価値がつけられています。
本来あるはずのものが印刷されていなかったりズレていたりするのは、価値が大きく上がりやすいケースです。すでにほとんど流通していない古いお札の中にも、こうしたレアなものがまぎれている可能性はあります。
自宅にレアな記番号を持つ古いお札がないか、また現行の紙幣でも価値ある記番号のものはないか、一度チェックしてみるといいでしょう。
記番号次第では本来の価値よりも高額になる
お札の記番号の中には、マニアにとって価値の高いレアなものも存在します。そのままお金として使う前に、一度チェックしてみるのもいいでしょう。
家で保管されている古いお札も同じです。記番号によっては額面の倍以上の価値が期待できます。お札を受け取ったらチェックするクセをつけておくと、思わぬお宝が発見できるかもしれません。
出典
日本銀行 お札に印刷されているアルファベットと数字は何ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー