「学童保育」って月にどのくらいかかる?「民間学童」との料金の違いもご紹介
配信日: 2023.09.15
本記事では、学童保育で1ヶ月あたりにかかる費用と、公立学童と民間学童との違いを紹介します。

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
学童保育とは
学童保育とは、共働き世帯やひとり親世帯などの小学生の子どもを、放課後や長期休みに預かってくれる施設です。子どもの生活を継続的に保障することで、親の仕事や育児の両立を支援してくれます。
学童保育を管轄しているのは厚生労働省で、各自治体や社会福祉法人によって運営されています。
学童保育には、大きく分けて「公立学童保育」と「民間学童保育」の2種類があり、それぞれに、サービス内容や料金相場も大きく異なることが特徴です。
【令和7年最新】「3万円給付金」の申請はお済みですか?「価格高騰重点支援給付金」の支給がスタートしています!
政府による「価格高騰重点支援給付金」の支給が始まっているようです。例えば横浜市で対象となる世帯の条件は、令和6年12月13日時点で横浜市に住民登録があること、世帯全員が令和6年度住民税均等割非課税であることです。物価高騰による影響が大きい世帯にとってはうれしいニュースになります。 そこで本記事では、「価格高騰重点支援給付金」の支給額や申請が必要なケースなどについて詳しく解説します。
公立学童と民間学童のサービスの違い
公立学童と民間学童の大きな違いは、サービス内容と預かり時間です。
公立学童の場合は、放課後の子どもたちの保育のみを実施するケースがほとんどで、自由時間が多く、学童での過ごし方も、子どもたち自身で決められます。一方で、民間学童の場合は、教育プログラムが非常に充実しており、放課後の保育だけではなく、習い事としての側面を持つ施設が増えている点が特徴です。
民間学童のなかには、放課後に子どもの学習支援として、宿題のフォローまで行う施設もあります。家庭学習にまで手が回らないというご家庭にとっては、うれしいサポートです。
また公立学童では、ほとんどの施設において、預かり時間を18時半前後までに設定するところが多い一方で、民間学童では、延長保育を利用できるケースが多くあります。長いところでは、21時頃まで預かりを実施している施設もあるほどです。
より手厚いサポートやサービスを受けたいと感じるご家庭は、民間学童の利用も検討してみましょう。
公立学童と民間学童の料金相場
公立学童の利用料金は、自治体によって大きく異なりますが、1ヶ月あたり大体4000〜8000円です。延長保育を利用した場合は、延長保育料が別途発生します。同一世帯で複数の学童がいる場合や、生活保護受給世帯や住民税非課税などの一定の要件に当てはまる場合は、利用料金の減額や免除が受けられる可能性があります。
民間学童においても、運営会社によって、利用料金はさまざまです。月額料金だけではなく、入学金や学用品の購入が必要な場合もあります。月額利用料金の相場は、週5日の利用で、1ヶ月3〜10万円が目安です。ただし、学習や習い事に特化した学童保育の場合は、1ヶ月10万円以上かかるケースもあります。そのほかにも、食事の提供や送迎の有無、延長保育料金などが別途発生します。
このように、基本的には民間学童のほうが、利用料金相場は高いと考えるとよいでしょう。サービスが充実するほど高額になるととらえて、各施設の特徴を調べたうえで、申し込みを検討してください。
お子さんに合った学童を探そう!
公立学童と民間学童の違いについて、ご紹介しました。コスパを重視したい方は「公立学童」を、より質の高いサービスを希望される方は「民間学童」の利用を検討しましょう。
しかし、公立の学童施設を希望されるご家庭は多く、希望者全員が利用できるわけではありません。利用施設の面積や、指導員の配置人員数などにより、受け入れ可能人数に制限があるためです。公立の施設が利用できない場合に備えて、民間の学童サービスの利用も視野に入れて、利用施設選びをしましょう。
実際の施設を見学して、雰囲気を確認することはもちろん、通いやすさやサービス内容についても事前にチェックして、子どもに合った学童施設を探してください。
出典
厚生労働省「令和2年(2020年)放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」
厚生労働省 放課後児童クラブ関係資料
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー