「殺虫剤」って意外と高い!節約も込めて家庭にあるもので代用できますか?
配信日: 2023.09.14
そのため、少しでも出費を抑えるには、できるだけ、家庭にあるもので代用したいところです。そこで当記事では、家庭にあるもので、殺虫剤の代わりに使えるアイテムをご紹介します。

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殺虫剤の費用相場
殺虫剤の平均価格はどれくらいなのでしょうか。よく使われるスプレー式殺虫剤の平均価格を、ショップサイトの「価格.com」に記載された商品で確認したところ、表1のようになりました。
表1
スプレータイプ殺虫剤 売れ筋5商品の平均価格 | |
---|---|
ゴキブリ用 | 平均価格 約952円 |
ハエ用 | 平均価格 約581円 |
蚊用 | 平均価格 約663円 |
※小数点以下四捨五入
※「価格.com」を基に筆者作成
スプレー式殺虫剤の平均価格は、500~1000円ほどになっています。また初夏から秋にかけては、蚊よけとして、電気蚊取り器を使う機会が増えます。
こちらについても価格.comで調査したところ、本体と中身のセットで、平均価格が約835円でした。スプレー式殺虫剤と併用した場合には、2000円近くの出費になることが分かります。
殺虫剤として代用できる家庭にあるもの
スプレー式殺虫剤を購入したときの出費は、高いと1000円ほどかかることもあります。そこで、家庭にあるものから、殺虫剤の代わりとして使えるものをピックアップしました。
消毒用アルコールスプレー
手指の消毒に使われる消毒用アルコールスプレーは、殺虫剤として代用できます。
ゴキブリなどの害虫は「気門」と呼ばれる呼吸器が頭以外の体全体に複数あり、体全体で呼吸をする生き物です。体を覆っている脂が水分をはじくため、気門が水でふさがれることはありません。そのため、多少の水にぬれても、窒息はしないのです。
しかしアルコールは、虫の体を覆っている脂を洗い流してしまうため、アルコールが体にかかると窒息してしまいます。そのため、消毒用アルコールは、殺虫剤の代わりとして代用できるのです。
スプレー式の食器用洗剤
スプレータイプの食器用洗剤も、殺虫剤の代わりになります。食器用洗剤には、界面活性剤という物質が含まれており、アルコールと同様に、害虫を窒息させることが可能です。
界面活性剤は、脂分が水をはじく効果を無効にできるため、食器用洗剤が害虫の体にかかると、害虫の体を覆っている脂は水をはじくことができません。そのため害虫は、呼吸ができなくなってしまうのです。
除菌消臭スプレー
衣類に使う除菌消臭スプレーも、代用が可能です。こちらも食器用洗剤と同様に、界面活性剤の働きで害虫を窒息させられます。霧状に拡散するタイプの場合は、できるだけ近くから吹きつけると効果的です。
殺虫剤は家庭にあるもので代用できる
家庭にある消毒用アルコールや食器用洗剤などは、殺虫剤の代わりとして使えます。アルコールには、害虫の体を覆っている脂を洗い流す働きがあるため、害虫を呼吸困難にできます。
また、食器用洗剤に含まれる界面活性剤は、害虫の体表にある脂のはっ水効果を無効にできますので、食器用洗剤を害虫にかけると、呼吸ができなくなります。殺虫剤は、身の回りにあるものでも代用できますので、機会があればおためしください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー