購入して2年の車のエアコンガスがもうなくなった!? エアコンガスの補充の周期と費用はどのくらい?
配信日: 2023.09.02
ただ一方で、エアコンガスは永久に使えるものという話もあるため、本当に補充が必要なのかと、考える方もいるはずです。
そこで本記事では、エアコンガスは本当になくなるのかについて解説したうえで、補充周期や費用について、ご紹介します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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エアコンガスは永久に使えるわけではない?
エアコンガスは、基本的に減ることはないといわれていますが、実際には、ごく微量ですが減少していきます。運転中の振動により、配管同士の接続部分などから、少しずつ漏れてしまうのです。
また、経年劣化や飛び石などで配管やホースが傷つき、漏れてしまうこともあります。ガス漏れの放置は、コンプレッサーの故障にもつながるため、発見した場合は、迅速な対応が必要です。
このように、エアコンガスは永久に使えるわけではなく、状況によっては、補充する必要があるのです。
エアコンガスの補充周期
エアコンガスの一般的な補充周期は、7〜10年ほどといわれています。
しかし、最近の車に使用されているような環境に配慮したエアコンガスは、以前のものと比べると酸化しやすく、水などの不純物が混ざりやすいため、2~3年もすると、冷却能力が衰えるともいわれています。
そのため、年に一度は点検を行い、状況によって調整・クリーニングをすることをおすすめします。
ちなみに、エアコンガスが劣化したままでエアコンを稼働し続けると、コンプレッサーが故障して、修理費に10〜20万円かかってしまう可能性もあります。
ベストな状態を長く保つように、定期的な点検を行いましょう。
エアコンガスを取り換える方法と費用相場
エアコンガスを取り換える方法は、自分で行うか、お店でプロに行ってもらう方法があります。
ここでは、自分で行う場合と、プロに行ってもらう場合に分けて、方法と費用を解説します。
自分で補充する場合
自分で補充する場合は「エアコンガス」と「専用ホース」を準備します。
必要なものが準備できたら、下記の手順で補充していきます。
1.専用ホースのバルブがあるほうを、ガス缶に取り付ける
2.もう一方のホースを、車のエアコン配管の「L」と記載のある、低圧側のポートに取り付ける
3.ホース内のガスを抜くために、ガス缶を一瞬だけ緩める
4.エンジンを始動し、エアコンを風量最大・最低温度でつける
5.バルブを締め込み、ガス缶のふたに、バルブの針で穴を空ける
6.圧力計が適正値になれば、補充完了
エアコンガスと専用ホースは、種類にもよりますが、3000〜4000円ほどで購入できます。
プロに補充してもらう場合
エアコンガス補充をプロにお願いする場合は、以下のような場所で依頼できます。
●カー用品店
●ガソリンスタンド
●ディーラー
●整備工場
金額を調査してみましたので、目安として参考にしてください。
表1
Honda Cars 札幌中央(エアコンガスフレッシャー) | 6600円(税込み) |
イエローハット(エアコンガスクリーニング) | 8800円(税込み) |
ジェームス 神楽岡店(エアコンガスクリーニング) | 7500円(税込み) |
※公式サイトをもとに筆者作成
エアコンガスは定期的に点検をしてもらいましょう
エアコンガスは、通常の運転をしているだけでも、微量ずつ減っています。
エアコンガスが減っていくと、エアコンの効きが悪くなるほかにも、放置すると故障につながるおそれもあるため、必要に応じて補充が必要です。
定期的なメンテナンスを行い、快適な車内環境を保ちましょう。
出典
株式会社ホンダカーズ札幌中央 Honda Cars 札幌中央 エアコンガスフレッシャー
株式会社イエローハット YellowHat ピットメニュー
トヨタモビリティパーツ株式会社 ジェームス 神楽岡店 カーメンテナンス ピット料金表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー