9月は防災月間!いざというときに助かる、車に常備しておきたい防災用品とは?
配信日: 2023.09.01

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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車で走行中に災害にあったらどうする?
日本では、台風・豪雨・豪雪・洪水・高潮・地震などの自然災害が起こる可能性があり、災害時の備えが重要です。車で走行中に災害にあうと、基本的に車を置いて、徒歩で避難する必要があります。大渋滞や道路が封鎖されて、車内で待機しなければならないケースも考えられます。
そこで役立つものが防災グッズです。自宅に防災グッズを用意しているように、走行中の災害に備えて、車に防災グッズを常備しておくことも重要です。
なお、津波などの緊急時でない限り、車での避難は推奨されていません。車で避難することで、緊急自動車などの妨げになってしまうためです。
例えば、走行中に地震が発生して避難する際は、車のキーは付けたままにして、ドアをロックしないで窓を閉めます。緊急連絡先を見えるところに置き、車検証など貴重品を持って、徒歩で避難します。
車に常備しておきたい防災用品は?
災害時に備えて、車には、以下のようなアイテムを常備するとよいでしょう。
・水と食料
高温に耐えられる、保存水と保存食を用意します。消費期限に注意して、定期的に見直しをしましょう。
・簡易トイレ
公共トイレは、混雑して使えないことがあります。避難所の中には、防犯対策として、夜間にトイレの貸し出しをしていないこともあるため、簡易トイレがあると安心です。
・緊急脱出用ハンマー
冠水や浸水時に、車から脱出しようとしても水圧でドアが開かない場合は、窓ガラスをたたき割るためのハンマーが必要です。シートベルトカッター付きのものもあります。
・アルミ温熱シート
エアコンをつけっぱなしにしていると、ガソリンを消耗したり、バッテリーが上がったりするため、注意が必要です。寒い時季には、アルミ温熱シートで体を温められます。
・タオルや古着
車内で着替えたり、用を足したりする際に、窓に挟んで目隠しにできます。座席をフラットにして、隙間にタオルや古着を敷き詰めると、横になりやすくなります。
これらのほかにも、使い捨てマスク・ばんそうこう・ポケットティッシュ・軍手・ホイッスルなどを常備しておくと、安心です。災害時に必要なものがそろっている「車載用防災セット」を購入してもよいでしょう。
災害時の車中避難はエコノミークラス症候群に注意
災害時に、避難生活をしなければならない場合には、車に寝泊まりするケースもあるでしょう。車中避難をする際には、血管の中に血栓ができる、エコノミークラス症候群に注意が必要です。エコノミークラス症候群を発症しないためのポイントとして、以下の2点が挙げられます。
1. 座った姿勢を長時間続けることは避ける
足を動かさずに、長時間同じ姿勢を維持すると、血行不良になりますので、ふくらはぎのマッサージなどを行うか、できれば車外へ出て、軽い体操を行いましょう。寝るときには、座席をフラットにして、手足を伸ばせるようにします。
2. 水分補給をこまめに行う
トイレに行きたくなくて、水分摂取を我慢する方がいますが、十分な水分をとらないと、エコノミークラス症候群を発症しやすくなります。
防災月間を機に災害時に備えたカーライフを考えよう!
車に防災用品を常備して、災害に備えることは重要です。これに加えて、避難経路の再確認や、ガソリン残量の確認なども、習慣にしましょう。
近年では「走る蓄電池」とも呼ばれることのある電気自動車も普及しており、災害時の電源確保に役立つことで、注目されています。車の買い替え時期には、電気自動車の購入を検討することも、防災対策につながります。
9月の防災月間を機会に、災害時に備えたカーライフを考えましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー