更新日: 2019.01.07 その他

理屈抜きで大人顔負けの発音ができる5歳以下。英会話の費用対効果を高めるには?

理屈抜きで大人顔負けの発音ができる5歳以下。英会話の費用対効果を高めるには?
「子どもの習い事ランキング」によると、「今、習っている習い事ランキング」のトップ3は「水泳、英語・英会話、ピアノ」で、ここ10年変わらず。
2017年リクルート社調べ、以下同
 
一方、「今後、習わせたい習い事ランキング」トップ3は「英語・英会話、水泳、書道」とこちらも前年と傾向は同じです。「英語・英会話」は親が子どもにやってほしいと最も願う習い事のようです。
 
そこで気になるのが、費用。子ども一人当たりの習い事にかける費用の全国平均額は1万3091円。習い事の数は一人当たり平均1.92個となっています。習い事ひとつにつき費用は6814円ということになります。
 
安くない費用を負担している親の身となってみれば「しっかり身に着けてモトをとってほしい」と思うのが人情。
 
では実際に習わせるとして、何歳くらいから始めるのがベストでしょうか。
 
結論から言えば、何歳がベスト、というものはありません。子どもの環境や性格などによって、始め時はそれぞれ人によって違うからです。
 
それでも、タイミングを悩むのが親ゴコロ。せめて、費用対効果の高い始め方はないものか…英語・英会話講師歴十ン年の経験を生かして考えてみました。
 
FINANCIAL FIELD編集部

Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

理屈抜きで大人顔負けの発音ができる5歳以下

イマドキの英語・英会話教室では、小さな子どもたちが楽しくレッスンに通えるよう、あの手この手で工夫をしています。
 
特に5歳以下を対象としている場合は、体験レッスンなどを受け「嫌だ」と思うお子さんはあまりいないはず。なぜなら、ゲーム、おもちゃを使った遊び、歌やダンスなどを多用し、その中で英語表現に自然に親しみ、かつ、自然に使えるようになることを目指すからです。
 
5歳までに英語を習うと、特徴として「大人顔負けの発音」ができることがあります。たとえば、日本人が苦手な「r」の発音も、理屈抜きで聞き分けられ、発音できるのが5歳以下です。あくまで平均値ですが、月7000円弱でネイティブな発音がゲットできるなら安いもの、と考える人も多いかもしれません。
 

5歳以下で英語を習い始めるデメリットもある

しかし、そう甘くなのが、習い事。5歳以下で英語を始めるデメリットもあります。
 
まずは、年齢が上がり遊びばかりのレッスンでなくなると、「難しい、もう嫌だ」と言い出すことが少なくありません。これは、5歳以下の「楽しい、楽しい」レッスンを経験したゆえに訪れるハードルの一つです。
 
もう一つのデメリットが、発音。実は、5歳頃までは驚くほどだった発音が、年齢が上がるにつれ「カタカナ英語発音」になっていくことが少なくありません。
 
5歳までにできていた完璧な英語発音を持続させるには、教室に通う日以外にも毎日、英語を聞いて話す、という日々の繰り返しが必要です。その環境がなく、週1回の英語レッスン以外の時間のすべてを日本語のみで過ごしていたら、年齢とともに完璧な発音は消えていくと考えたほうがいいでしょう。
 
「え? これまでの毎月の習い事代は何だったの??」ということになりかねない、ということです。
 

小学校低学年で始めても、決して遅くない理由がある

もしも親に時間の余裕や英語力があって、自宅で子どもと英語を話す時間を毎日持てるのであれば、0歳から始めてもメリットはあると言えます。
 
しかしそうでなければ、習い事としての英語を5歳を超えて、つまり、幼稚園の年長~小学校1、2年生で始めても、決して遅くはありません。
 
その年齢で始めるレッスンなら、英語のゲームや歌、ダンスの楽しさに加え、単語を覚える喜び、英語を書ける・読める喜びも理解できるため、「努力」することも可能だからです。
 
これからますます必要性が高まる英語。決して安くはない習い事の費用は、子どもの将来への「投資」と覚悟する方たちも多いのでは? そうであるなら、なおのこと、費用対効果の高い開始時期を見極めたいですね。
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部

ライターさん募集