更新日: 2019.01.10 その他

隣人がベランダにごみを放置して悪臭がひどい。どうすればいい?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 / 監修 : 石垣美帆

隣人がベランダにごみを放置して悪臭がひどい。どうすればいい?
夏はベランダの窓を開けて、涼しい風を入れたくなりますよね。
 
しかし、そんな時に外からごみの臭いが漂ってきたらどうでしょう。とても嫌な気分になるのではないでしょうか。
 
隣人がベランダにごみを放置したせいで、臭いと虫に苦しめられたKさんのケースをみてみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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石垣美帆

監修:石垣美帆(いしがき みほ)

弁護士

中央大学法科大学院卒業後、弁護士登録。原子力損害賠償紛争解決センターでの勤務経験を持つ。「幸せになるお手伝いをする」をモットーに日々邁進中。お客様のご相談を受けるに際し、「共感力」を大切にしています。

ベランダを開けると悪臭と虫が。原因は隣の家だった…!

6月に引っ越しをしたKさんは、新居のアパートで快適に暮らしていました。
 
しかし、7月に入ってから問題が起こりました。ベランダの窓を開けると、ごみの臭いがするのです。また、虫も異様に多い気がします。虫は隣の家のベランダから来ていました。手すりに乗り出して隣のベランダをのぞいてみると、そこには大きなごみ袋が2つも置いてありました。
 
「あ~」とKさんは声が漏れました。臭いも虫も、それが原因だったのです。
 
しかし、Kさんは内気な性格だったため、隣人に苦情を入れるという発想にはなりませんでした。もやもやした気分のまま、できるだけベランダの窓を開けないように暮らすことを決めました。
 
ただ、暑い日はベランダの窓を開けて風を入れたくなりますし、洗濯物を干す際は、嫌でもベランダに出なくてはいけません。気が付くと隣の家のごみは、仕切りの下からKさんの家のベランダまではみ出していました。
 
Kさんは限界を感じ、管理会社に「何とかしてほしい」と問い合わせました。
それから1週間が経ちましたが、隣の家は相変わらずベランダにごみを放置しており、改善の見込みはありません。

*物語はフィクションです。
 

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ベランダにごみ袋を放置する隣人。追い出すことはできる?東京桜橋法律事務所の石垣美帆弁護士にお伺いしました。

上記のようなケースで、隣人を追い出すことはできないと思います。あくまで大家との契約になるためです。
 
Kさんのように、隣の家のごみが自分の家のベランダにまで侵出した場合、撤去させることは可能です。隣人がそのごみを撤去しないのであれば、掃除費用を隣人へ請求することができます。
 
悪臭に関しては、受忍限度を超えたとして慰謝料を請求することができるでしょう。まずは管理会社へ相談して、対応してもらえなかった場合は弁護士に相談する形になります。その際は、においチェッカーなどを用意し、臭いを証拠化する必要があります。
 

ベランダにごみを放置していることを理由に、隣人を追い出すことはできない

あくまでも隣人は大家さんとの契約になるので、追い出すことはできないということが分かりました。ただし、悪臭に関しては、慰謝料を請求できる可能性があるとのことです。
 
家庭ごみを一時的にベランダに置く場合は、蓋付きのバケツやケースに入れる、生ごみは新聞紙に包んでから入れるなどして、周りの迷惑にならないように気を付けましょう。
 
Kさんのような被害に遭われた際は、まずは管理会社に相談しましょう。それでも解決しない場合は、弁護士に相談するのもひとつの方法です。
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部
監修:石垣 美帆(いしがき みほ)
弁護士
中央大学法科大学院卒業後、弁護士登録。原子力損害賠償紛争解決センターでの勤務経験を持つ。「幸せになるお手伝いをする」をモットーに日々邁進中。お客様のご相談を受けるに際し、「共感力」を大切にしています。