バイト先で「ケーキ」が余ったら持ち帰って大丈夫? タダで持ち帰れるの?
配信日: 2023.06.06

ここでは、ケーキ屋で余った商品の扱い、ほかの飲食店で余った商品の扱いなどを解説します。

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ケーキ屋は余ったケーキをどうしている?
改めていうまでもなくケーキは生ものです。基本的に、長期保存はできません。とはいえ、店舗で製造したすべてのケーキを消費期限内に販売することは難しいでしょう。ケーキ屋は、余ったケーキをどのように扱っているのでしょうか。
・スタッフがタダで持ち帰る
一部のケーキ屋では、アルバイトなどのスタッフが余ったケーキを無料で持ち帰ることもあります。もったいない精神に基づく、食品ロスを減らす取り組みといえるでしょう。個人商店をはじめとする小規模な店は、このようなケースが多いようです。
・スタッフなどに割引販売する
余ってしまったケーキを、スタッフなどに割引販売しているケーキ屋もあります。具体的な割引率は店舗によりでさまざまです。原価率を抑えつつ、食品ロスも減らす取り組みといえるでしょう。ケーキ屋、働くスタッフの双方にメリットがあります。割引販売後に残ったケーキは、廃棄されることが一般的です。
・廃棄する
余ったケーキをすべて廃棄しているケーキ屋もあります。無料で持ち帰らせたり、割引販売したりせず廃棄したりしている主な理由は、ケーキ屋のブランド価値を守るためです。
何かしらの理由で、スタッフが持ち帰っていることがお客さまの耳に入ると残念に思われる恐れがあります。商品の価値を維持するため、余ったケーキを廃棄しているのです。また、食中毒をはじめとする想定外のトラブルを防ぐ目的や、スタッフが持ち帰るために、わざとケーキを余らせることを防ぐ目的もあります。
その他の飲食店はどうしている?
そのほかの飲食店は、どのようになっているのでしょうか。ケーキ屋と同じく「余り」が出やすい飲食店としてパン屋があげられます。パン屋の対応も、基本的にはケーキ屋と同じ状況です。余ったパンを無料で持ち帰れる店舗もあれば、割引価格で購入できる店舗、これらを行わず廃棄している店舗があります。パン屋の対応も店舗によりさまざまです。
余った商品の扱いは店舗により異なる
ここまでの説明で分かるように、ケーキ屋をはじめとする飲食店で余った商品の扱いは店舗により異なります。無料で持ち帰れることもあれば持ち帰れないこともあるため、アルバイトなどを始めるときは注意が必要です。お得に働きたい人は、募集要項に「余りをもらえる」「割引価格で購入できる」などの記載がある店舗を勤務先に選ぶとよいでしょう。
ケーキ屋で働くときは余った商品の扱いもチェック
飲食店で働く魅力の1つに、おいしい商品をお得に入手できることがあげられます。ケーキ屋の場合は、余ったケーキを無料でもらえる可能性があります。
ただし、具体的な対応は店舗により異なります。アルバイトなどの勤務先を選ぶときは、余った商品の扱いをチェックするとよいかもしれません。もちろん、愛着を感じて働ける店舗を選ぶことも重要です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー