同僚の結婚式でいくら包む?「知らないと恥ずかしい」ご祝儀の相場を徹底解説
配信日: 2023.06.05

本記事では、職場の同僚や上司、部下などに、ご祝儀を包む際の相場や、ご祝儀にまつわる注意点、マナーなどについて解説します。

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
同僚に包む金額の相場
職場の同僚に包むご祝儀の金額は、2~3万円が相場です。自身が30代、もしくはそれ以上であれば、3万円を目安にしましょう。なお、その同僚から、以前にご祝儀をもらったことがあるのならば、そのときに包んでもらった金額と同額を包むことは、基本です。
上司に包む金額の相場
職場の上司にご祝儀を包む際の相場は、20代であれば3万円です。30代であれば3~5万円を、40代なら5~10万円を目安にします。金額に幅があるのは、相手との関係性によって、包む金額が変わってくるためです。
入社して以来、直属の上司として長く面倒を見てもらっている、公私ともによくしてくれている、といった上司に対しては、感謝の気持ちを込めて、金額をアップさせたほうがよいかもしれません。
部下に包む金額の相場
会社の部下にご祝儀を包む際には、20代であれば2~3万円が相場です。30~40代なら3万円を目安にするとよいでしょう。結婚式のご祝儀は、基本的には3万円が相場です。
一般的な結婚式の、披露宴で振る舞われる食事は1~2万円、引き出物が5000円程度であるため、それを踏まえると、ご祝儀として手渡すのは、3万円が妥当と考えられます。ただし、会場のグレードや相手との関係性も、金額に大きく関わってきます。
ご祝儀にまつわる金額や数字の注意点
ご祝儀を包む際には、いくつか覚えておくべき注意点があります。知らずに渡してしまうと、マナー違反となって、相手から非常識だと思われてしまうかもしれません。
割り切れる数字はNG
割り切れる数字の金額を、ご祝儀に包んではいけない、という話を耳にしたことがありませんか。割り切れる数字とは、2や4、6といった偶数のことです。こうした偶数は割り切れるため、別れを連想させることから、縁起が悪いといわれています。そのため、ご祝儀の金額は、3や5といった奇数が基本です。
ただ、偶数でも、2はペアの意味をもつため、ご祝儀として2万円を包むことは、OKとされるケースもあります。
4、9は不吉な数字
ご祝儀に、4万円や9万円を包むことは、NGです。特に4は割り切れる偶数であり、なおかつ「死」を連想させるため、ご祝儀に包む金額としてはふさわしくありません。非常識と思われてしまうため、4万円を包むことは控えましょう。
9万円を包むことも、NGです。9は「苦」をイメージさせるため、こちらも、結婚式のような席にはふさわしくありません。
なお、8は割り切れる偶数ですが、漢数字の「八」が末広がりを意味するために、縁起がよいといわれています。そのため、8万円を包むことは問題ありません。
その他の注意点
ご祝儀に包むお金は、新札を用意しましょう。新札の肖像画が表になるように包みます。新札は、銀行など金融機関の窓口で入手可能です。お金を包むご祝儀袋は、結婚式にふさわしいものを選びましょう。「あわじ結び」、もしくは「結びきり」の水引やのしがついたものを使います。
ご祝儀袋には、筆ペンや黒いペンで表書きをします。中包みに書くときは、ボールペンを使用しても問題ありません。
また袱紗(ふくさ)は、なるべく明るい色合いのものを使用しましょう。落ち着いた色合いの袱紗は、結婚式のような祝いの席には適していません。
相場とマナーを把握しておこう
会社の同僚に包むご祝儀の金額は、おおむね2~3万円が相場です。ただ、これはあくまで目安であり、実際には相手との関係性や式場のグレード、自身の年齢などによって変化します。それを踏まえて、適切な金額を包みましょう。
また、本記事でお伝えしたように、結婚式のご祝儀に関しては、さまざまな注意点もあります。マナー違反と思われないように、注意点やマナーについても覚えておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー