メリットばかりじゃない?LCCで航空券を買った時の意外な落とし穴
配信日: 2023.06.03

本記事では、LCCを利用する際のメリット・デメリットについて、解説します。

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LCCを利用するメリット
LCCを利用するメリットといえば、航空券を安価で入手できる点です。また、片道ずつを、異なるLCCの安い航空券を購入できて、セールを利用すれば、さらにリーズナブルな価格で航空券の入手が可能になります。
航空券が安い
LCCを利用する最大のメリットは、航空券のその安さです。大手の航空会社を利用するケースと比較すると、2~3割ほど安くなることが多く、場合によっては、半額近い価格で航空券を入手できます。そのため、少しでも旅費を抑えたい方には、LCCの活用がおすすめです。
片道ずつ購入できる
LCCでは、航空券を片道ずつ購入できます。大手航空会社の場合、片道と往復では、そこまで大きく料金は変わりませんが、LCCでは、片道の航空券を安価で提供しているケースが多く見受けられます。しかも、往路はA社、復路はB社のチケットを購入、といった具合に、最安値の航空券を選んで入手できますので、より費用を抑えられる点が魅力です。
セールでさらにお得
ただでさえ、安く航空券を購入できるLCCですが、セール時には、さらに安価で入手できます。LCCによっては、頻繁にセールを行っているところもあるため、こまめにチェックしていれば、お得に航空券を購入できるでしょう。2~3ヶ月後に利用できる航空券を、破格で提供しているケースもあるため、購入するタイミング次第では、相当なコストダウンが可能です。
LCCを利用するデメリット
数々のメリットがあるLCCですが、安いなりのデメリットもあるために、注意が必要です。LCCのデメリットとしては、機内サービスが有料である、遅延やキャンセルが多い、座席が狭い、空港が中心市街地から離れている、などが挙げられます。
機内サービスが有料
LCCは、さまざまなコストを抑えることで、航空券の低価格提供を実現しています。そのため、大手航空会社が無料で提供しているサービスの多くが、LCCでは有料になります。飲み物や機内食の提供、毛布、映画や音楽などの各種エンターテインメントなどが、有料であることを覚えておきましょう。
遅延やキャンセルが多い
LCCには遅延が多い傾向があることにも、注意しましょう。リソースを有効活用することで、コストを削減しているため、1機でも予期せぬトラブルが発生すると、その後の便にも多大な影響を与えてしまいます。遅延だけではなく、キャンセルとなるケースも多いため、どうしても決められた時間までに目的地に着かないといけないのならば、LCCの利用は控えたほうが無難です。
座席が狭い
LCCは、限られたスペースに、できるだけ大勢の搭乗客を乗せて運ぶことで、コスト削減に成功しています。そのため、LCCの機内はシート間のピッチが狭く、人によっては窮屈さを感じてしまうかもしれません。ゆったりと快適にくつろぎながら、空の旅を楽しみたい方は、LCCの利用は向いていないでしょう。
空港が中心市街地から離れている
LCCの多くは、大手航空会社が利用するようなメジャー空港を利用していません。ローカル空港を利用するケースが多く、そのほとんどは、中心市街地から離れています。そのため、空港から中心市街地まで、電車やバス、タクシーなどを使って長時間移動しないといけない、といったケースも珍しくありません。
メリット・デメリットを正しく理解したうえでLCCを活用しよう
LCCを利用すれば、航空券を安く手に入れられるため、トータルで旅費の節約が可能です。セールのタイミングで購入すれば、さらに安く航空券を入手できて、その分、現地での食費やアクティビティに回したり、ワンランク上のホテルに宿泊できたりします。
ただし、本記事でお伝えした通り、LCCにはメリットだけでなく、デメリットもあります。正しく理解して、目的や予算に合わせて利用しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー