【実録】トイレ詰まりを水道業者に相談。「本来40万円ですが、9万円にまけます」「やった!ありがとうございます!」でもこれって、もしかしてぼったくり?
配信日: 2023.04.25
「自分はトイレの際に、人よりもトイレットペーパーを多く使ってしまう習慣があります」いつかは訪れると思っていた災いがついに訪れました。
水道業者さんを呼んだところ、なんと本来なら40万円かかるところを9万円にまけます、と言ってくれたそうです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
拭いても、拭いても、拭き足りない。いつかこの日がやってくると、思っていました
キレイ好きなCさんはついついトイレットペーパーを多く使ってしまいます。いつも流すときに、無理やりに飲み込んでいくような音を立てるトイレを横目に、「いつか詰まる日がやってくるかもしれない」と思っていたそうです。
そしてついにXデーはやってきました。
ある晩のこと、いつものように用を足し終え、Cさんはくるくるとトイレットペーパーを引き出していました。便器のなかにはすでに大量のペーパーが積み重なり、動くたびにお尻にふわふわと触れてきます。
「でも、いつも流れているから大丈夫だろう。これくらいなら」
Cさんはそのときを振り返り、感覚がマヒしていたと語ります。
いつもなら流れていくはずのトイレは、ゴボゴボと音を立て、そのまま静止してしまいました。Cさんは試しにもう一度流してみましたが、何の反応もありませんでした。
水道業者を呼んだところ、なんと修理費用は40万円! 払えない、どうしよう……
Cさんは水道業者を呼びました。しばらくしてやってきた業者さんは慣れた動作でトイレの点検を済ませると、険しい表情でこう告げたそうです。
「これはかなり大がかかりな修理が必要そうですね。トラックを呼んで、配管を変える必要があるので、金額は40万円ほどになります」
Cさんは衝撃を受けました。悩むCさんを見て、水道業者さんは腕くみをし、解決策を考えるように、トイレを見つめていました。
「ただ別のプランもありまして、それなら9万円で済みます。しかし上手くいかない場合もあり、最悪壊れてしまう可能性もあります。リスクはありますが、一度やってみましょうか」
Cさんにとって9万円はかなりの出費ですが、40万円に比べると良心的な料金に思えてきました。
「ぜひそのプランでお願いします」
水道業者さんが修理を終えると、無事に水は流れるようになりました。Cさんはお礼を言って、9万円を現金で支払ったそうです。
後日、お母さんに相談すると「それはぼったくりよ!」
Cさんは母親にトイレ修理の件を話しました。するとお母さんはそれがぼったくりの可能性があることを、教えてくれました。
後日、Cさんが消費生活センターへ相談すると、親身に話を聞いてくれたそうです。しかしCさんは現金で取引をしていたために、支払ったお金は取り返せないと教えられました。
他に方法がないかと調べたところ、保険が適用されることがわかりました。そして9万円のうちの8万円は補償してもらえたそうです。
この体験を通してCさんは、4万円以上の支払いをする場合には母親に相談するというルールをつくったそうです。
身近なトラブルであるトイレ詰まり。もし修理依頼することがあったら、みなさんも注意してください。また今回Cさんは自身で修理依頼をして支払いましたが、賃貸物件の場合なら、仲介会社やオーナーに一度相談してみるとよいでしょう。この記事が参考になれば幸いです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー