【学費】奨学金が貸与されなかった場合、どうやって学費準備すればいい?
配信日: 2023.04.20
本記事では、奨学金以外での学費の準備方法について解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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奨学金が貸与されないケース
日本学生支援機構で奨学金を貸与する場合は審査がおこなわれるため、審査基準を満たしていないケースでは貸与されません。
審査基準としては「家計基準」と「学力基準」の二つが挙げられ、家計基準では、生計維持者の認定所得金額が収入基準以下であることが条件で、学力基準では、学習意欲や在学中の学力などで審査がおこなわれます。
ほかにも、大学進学時には奨学金が貸与されても、留年したり、在学中の学習状況がよくなかったりする場合には、奨学金が打ち切られます。奨学金は、大学などに進学して学習するために貸与するお金のため、学習意欲が不十分だと判断されると、貸与されなくなるでしょう。
奨学金以外で学費を準備する方法
奨学金以外で学費を準備する方法を把握しておけば、奨学金が貸与されなかったとしても、落ち着いて行動ができます。
奨学金が家計基準によって貸与されない場合は、多くの場合は、生計維持者に学費を出してもらったり、いったん代わりに払ってもらって将来的に返したりする方法で対応できるでしょう。
ただし、学力基準を満たしていない・奨学金を借りていたけれど留年したような場合は、自分自身で学費を準備する方法を考えて行動しましょう。大学などの学費は、決まった日時までに支払わなければ、入学が取り消される・退学処分になることも考えられます。
金融機関で教育ローンを利用する
金融機関の教育ローンを利用する方法も一般的ですが、教育ローンは、商品によって「金利」や「借り入れ上限」などが違う点に注意しましょう。
教育ローンには、最初に決まった金額を借り入れして返済していく商品だけでなく、カードローン形式で、必要になったタイミングで、キャッシュカードを活用して借り入れする商品も存在しています。ただし、教育ローンで学費を準備するケースでも、審査が必要になるので、収入次第では借りられないかもしれません。
日本学生支援機構以外の奨学金を利用する
日本学生支援機構以外の奨学金を利用して学費を準備する方法では、審査基準が違う関係から、奨学金を借りられる可能性があります。
十分に学力があっても、家計基準によって奨学金が受けられなかった場合でも、大学入試時に上位1%などの好成績を残せば、学費が免除される大学独自の奨学金などの利用も可能になります。ほかにも、スポーツや文化などで優秀な実績を残している学生ならば、免除されるケースも少なくありません。
家庭環境などによっては受けられる、自治体が用意している奨学金もあるため、自分自身の状況や進路に合わせて、奨学金を選びましょう。
アルバイトで学費を賄う
留年をして、奨学金を打ち切られてしまったケースでは、再び奨学金を借りるのは難しい状況であることがほとんどです。留年しても、大学に通い続けたいと考えているならば、アルバイトなどで学費を賄う必要があります。
注意点としては、アルバイトに集中しすぎて、学業をおろそかにしてしまうと、留年などの危険性が高くなる点です。アルバイトと学業のバランスを考えて、大学で勉強できる時間の確保を意識しましょう。
まとめ
奨学金は、大学進学時などに必要になる学費の準備のために利用されますが、状況によっては、日本学生支援機構の奨学金が利用できないかもしれません。
奨学金が利用できない場合には、ほかの方法で学費を準備します。自分に合った方法で、無理がないように準備するのがよいですが、できるだけ早い段階での行動が大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー