いくらかかる?1年間毎日コンビニで有料袋を買い続けた場合の出費は?
配信日: 2023.04.16
本記事では、有料袋を毎日購入した場合に、いくらの出費になるのか概算し、結果的に有料袋を購入した方がよいのかどうかをお伝えします。ぜひ、今後の生活スタイルや、家計の見直しの参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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レジ袋の有料化で、1枚3~5円の購入費がかかる
2020年7月から始まったレジ袋の有料化は、プラスチックでできているレジ袋を削減して、廃棄物や海洋プラスチックゴミなどの問題を解決する目的のもと、マイバッグの普及率を高めている政策の一つです。買い物の際はマイバッグを持ち歩き、できるだけレジ袋(有料袋)を使わないように過ごしている方も多いでしょう。
このレジ袋有料化により、有料袋を使用する場合は、1枚あたり数円程度の費用を支払う必要があります。値段は各企業によって多少異なりますが、サイズで値段に差をつけている場合がほとんどです。コンビニ大手では、以下のような値段で有料袋の販売を行っています。
レジ袋のサイズ展開 | レジ袋1枚あたりの値段 | |
---|---|---|
ローソン | S・L・弁当用の3種類 | 一律3円 |
セブンーイレブン | 大・中・小・弁当用・特大 | 3円(特大のみ5円) |
ファミリーマート | 大・中・小・特大 | 小・中が3円、大が5円、特大が7円 |
※筆者作成
毎日コンビニで有料袋を購入すると、1年間で1000円超え
有料袋を毎日購入する場合、1年間でかかる有料袋代は以下の通りです。
1枚あたりのレジ袋の値段 | 1年間(365日間)のレジ袋代 |
---|---|
3円 | 1095円 |
5円 | 1825円 |
7円 | 2555円 |
※筆者作成
コンビニに毎日は通わないという方でも、出勤前やお昼休憩などに買い物をすることはあるでしょう。出勤日が1ヶ月20日あるとすると、年間では有料袋を購入する機会は240日あります。その場合の有料袋代は以下の通りです。
1枚あたりのレジ袋の値段 | 240日分のレジ袋代 |
---|---|
3円 | 720円 |
5円 | 1200円 |
7円 | 1680円 |
※筆者作成
特大の有料袋を毎日買うような場面はないかもしれませんが、最も安価な3円の有料袋を購入し続けた場合でも、720〜1095円かかってしまいます。1日たったの3円の出費だと甘く見ていると、数年後には数千円の損をしている計算になるのです。そのため、マイバッグを持参した方が、トータル的にみてお得だといえるでしょう。
1000円でできることは意外と多い
年間で1000円程度の出費なら、家計に大きなダメージを与えることもありません。しかし、1000円でできることは意外と多く、有料袋代を浮かせるだけで、ちょっとした息抜きや娯楽などに使えます。
例えば、おひとりさまランチやご褒美スイーツを食べるのにも、十分な金額です。いつもはワンコインランチを選んでいても、たまには、ワンランク上のランチを楽しむのもよいでしょう。仕事や家事のあとに、ご褒美スイーツを頰張るのも、毎日の生活を潤すのに必要です。
また、趣味のカラオケや読書、映画鑑賞などに使うこともできます。日用品や食料品の購入費用に充てたり、貯金して、いざという時のために備えたりするのもよい方法でしょう。このように、1000円でも有意義な使い道がたくさんあり、決して無駄にできない額なのです。
有料袋の購入費用は少額ゆえに節約しやすい項目
有料袋の購入費用は、1日単位でみるとごくわずかな出費です。有料袋代を節約しても、そこまで家計に大きな影響はありませんが、節約しやすい項目であるため、マイバッグを持ち歩くという生活スタイルへのシフトや、家計の見直しの第一歩にするとよいでしょう。
例外として挙げられるのは、有料袋をゴミ袋として使用している場合です。条件を満たしたゴミ袋であれば、無料でゴミ収集してもらえる地域の場合、有料袋をゴミ袋として再利用できます。このようなケースでは、コンビニで毎日有料袋を購入しても、お金が無駄になるとは考えにくいでしょう。
自分の生活スタイルや、有料袋の必要性について改めて見直し、必要に応じて、有料袋の購入を検討するようにしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー