更新日: 2023.03.28 その他
災害時に役立つ携帯用トイレ、どんな種類がある? 値段と性能を比較
そこで今回は、災害時に役立つ携帯用トイレを取り上げ、種類や値段、性能などを比較しました。また、携帯用トイレを購入する際の注意点なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
どんな種類があるの?携帯トイレの値段と性能を比較してみた
災害に遭遇すると、極度の緊張感やストレスから、トイレに行く回数が増えやすいとされています。
しかし、多くの場合、断水してトイレが使えなかったり、トイレがあっても順番待ちの行列ができていたりします。そんなとき、携帯用トイレがあると非常に助かります。携帯用トイレには、以下のような3種類があります。
1.便器にかぶせて使うタイプ
このタイプは、災害時の断水などで水が使えない場合に、便器にかぶせるようにして使用します。用を足したあとは、付属の凝固剤で固めて破棄するのが普通です。普段と同じように便器に座って使用できるため、非常に楽なのがメリットでしょう。ただし、トイレのない場所では使えません。以下、商品例です。
価格:税込み3980円
吸収量:500ミリリットル
50回分
15年保存可能
この商品には手袋・便器カバー・防臭袋が付属しています。また、凝固剤には除菌(抗菌)・消臭効果付きです。
2.受け口が付いているタイプ
このタイプは、受け口を手で持って使用します。立ったままでも使用可能で、トイレのない場所でも使えるのが大きなメリットです。エチケット袋としても使えます。女性は、受け口が四角いものを選ぶと使いやすくてよいでしょう。以下は実際の商品例です。
価格:税込み2980円
吸収量:500ミリリットル
20回分
15年保存可能
この商品には破棄袋が付属しています。また、凝固剤には除菌(抗菌)・消臭効果付きです。
3.組み立てて地面に置いて使うタイプ
この製品も、トイレのない場所でも使えるのがメリットです。使う場合は、製品を組み立てて地面に置き、それに付属の袋をかぶせて使用します。主に箱型が多く、しゃがんで使用するのが普通です。このタイプには、以下のような商品があります。
価格:税込み476円
サイズ:220ミリ×140ミリ×30ミリ
1回分
この商品には、ポケットティッシュと目隠し用のポンチョがついています。また、凝固剤には除菌(抗菌)・消臭効果付きです。
ちなみに、使用済みの携帯用トイレは、燃えるゴミとして出すことになっています。
携帯用トイレを買うときの注意点を紹介!
携帯用トイレを買うときには、以下の3点に注意しましょう。
1.目隠しになるものが付属しているか
周りの目が気になる場合、ポンチョなどを目隠し用として用意しておくのがよいでしょう。商品には、最初からポンチョが付属しているものもあります。
2.凝固剤に除菌(抗菌)や消臭の効果があるか
商品には、凝固剤に除菌(抗菌)や消臭の効果のないものもあります。体に悪い菌が繁殖したり、悪臭が漂ったりするのを防ぐためにも、買う際に確認しましょう。
3.大の用途に対応しているか
商品には、小にしか対応していない携帯用トイレもあります。用途に合わせ、買う際によく確認しましょう。
そのあたりに用を足してはダメなの?災害時に携帯用トイレが必要な理由を解説!
便意が我慢できずにそのあたりに用を足すと、ノロウイルスなどの菌が蔓延するリスクが高まります。また、トイレに行く回数を減らそうと食事や水を少なくすると、脱水症状を起こしやすいのです。
そして、脱水症状が強くなると血液粘度が上昇し、血管が詰まりやすくなるためエコノミークラス症候群なども発症しやすくなります。このような事態を避けるためにも、携帯用トイレは大切になってきます。
災害時には携帯用トイレを使用して命を守ろう!
災害時に使用する携帯用トイレには、いくつかの種類があり、それぞれに価格や性能が違います。そのため、必要なシーンによって使い分けると便利でしょう。また、災害に遭遇した場合、近くにトイレがないとどうしてもそのあたりで用を足さなければならなくなります。
しかし、体を守るためにも、できるだけ避ける必要があります。万が一に備えて携帯用トイレを用意しておけばいざというときに役立つので、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部