更新日: 2023.03.26 その他
1人暮らしの初期費用は? お金のかかる項目と抑えるべきポイントを解説
今回は、1人暮らしにかかる初期費用の目安や、出費を抑えるためのポイントをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1人暮らしの初期費用平均額は約28万円
eBay Japan合同会社が2021年3月に実施した「新生活に関する調査」(調査対象:全国の1人暮らしをしている20~30代の女性500名)によると、1人暮らしにかかる初期費用の平均は約28万6737円でした。ただしこれは平均値であるため、実際にかかる費用は人により異なります。
1人暮らしに必要な初期費用の目安は、家賃の5ヶ月分とされています。家賃6万円の賃貸物件であれば、30万円前後の初期費用がかかる計算です。
次に、初期費用の具体的な内訳について確認してみましょう。
敷金・礼金
敷金は保証金とも呼ばれ、退去時には原状回復費を差し引いた残金が返還されます。そして礼金は、賃貸物件のオーナーに対するお礼金で返還はされません。敷金・礼金ともに、それぞれ家賃の1ヶ月分が費用の目安です。
仲介手数料
賃貸借契約が成立すると、仲介を依頼した不動産会社に対して仲介手数料を支払います。金額の目安は家賃の半月~1ヶ月分です。
なお、物件探しに関する相談のみであれば費用はかかりません。
そのほかの費用
賃貸物件の入居にあたっては、以下の費用が必要となる場合があります。
・前払い家賃:当月の日割り分と翌月分(家賃1~2ヶ月分)
・火災保険料:1年あたり約1万円
・鍵の交換費用:約1万円
・引っ越し費用:時期や荷物の量、距離により異なる
・家具・家電の購入費用:購入する品目により異なる
初期費用を節約するポイント
1人暮らしの引っ越しでは、工夫次第で初期費用を抑えられます。お部屋探しの際には、以下のポイントに注目してみてください。
敷金・礼金・仲介手数料がゼロの物件を選ぶ
敷金・礼金・仲介手数料は、総額で家賃の3ヶ月分におよびます。そこで敷金などがかからない物件を選べば、月々の家賃が6万円の物件なら18万円の節約につながります。
ただし入居時に敷金が不要でも、退去時にはハウスクリーニング代などの原状回復費用を求められることがあるため、注意しましょう。
家賃が安い物件を選ぶ
家賃が安い物件を選ぶと、月々の家賃負担だけでなく、敷金・礼金・仲介手数料の負担も軽くなります。築年数や駅までの距離にこだわらなければ、手頃な家賃の賃貸物件が見つかる可能性は高まるでしょう。
このほか、入居当初の家賃が無料になるフリーレント物件も、初期費用を節約したい方におすすめです。
閑散期に引っ越す
新年度を控えた2~3月や、転勤による引っ越しが増える9~10月は繁忙期にあたるため、引っ越し業者の費用は高騰します。また、希望する日時に引っ越しできるとも限りません。
それ以外の閑散期(4月下旬~8月、11月)であれば、費用やスケジュールの融通が利きやすいため、初期費用も抑えられるでしょう。
家具・家電付き物件を選ぶ
大学進学や単身赴任にともなう引っ越しのように、1人暮らしの期間が定まっている場合には、家具・家電付の物件がおすすめです。
家具・家電の購入費用を節約できるだけでなく、荷物の量が少なくなるため、引っ越し費用も抑えられます。
まとめ
今回は、1人暮らしにかかる初期費用の目安についてご紹介しました。物件選びや引っ越しのタイミングを工夫すれば、1人暮らしを始める際の出費を抑えられます。
新生活は何かと物入りであるため、紹介したポイントに気を付けながら引っ越し準備を進めてみてください。
出典
eBay Japan合同会社 新生活に関する調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部