更新日: 2019.01.11 その他

趣味や知識を活かして副業で稼ぐ!始めるときに気を付けたいこととは

趣味や知識を活かして副業で稼ぐ!始めるときに気を付けたいこととは
残業が減り、ボーナスも減り、退職金は…働いていても不案が募るばかり。
 
そんな中、副業OKの会社が増えてきました。
 
会社勤めをしている方でも、ご自身の趣味や知識を活かして会社以外で収入を得ることができるのです。
 
それをチャンスと取るか、自分には関係ないと思うのか。年金だけで生活するには困難なこの時代、少しでも収入が得られるお仕事をいくつか用意しておくことは、決してマイナスではないと思います。
 
まずは「副業」で何ができるのか、知ることからスタートしてみてはいかがでしょうか。
 
いくつか事例をご紹介します。
 

藤井亜也

Text:藤井亜也(ふじい あや)

株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長

教育カウンセラー、派遣コーディネーター、秘書等、様々な職種を経験した後、マネーセンスを磨きたいと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。
「お金の不安を解決するサポートがしたい」、「夢の実現を応援したい」という想いからCOCO PLANを設立。
独立系FPとして個別相談、マネーセミナー、執筆業など幅広く活動中。

<保有資格>
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ファイナンシャルプランナー(AFP) 、住宅ローンアドバイザー、プライベートバンカー、相続診断士、日本心理学会認定心理士、生理人類学士、秘書技能検定、日商簿記検定、(産業カウンセラー、心理相談員)

<著書>
「今からはじめる 理想のセカンドライフを叶えるお金の作り方 (女性FPが作ったやさしい教科書)」※2019年1月15日発売予定

Iさん(30代女性)の場合

会社勤めをしながら、趣味でアクセサリー作りをしていました。
 
自身で作成したピアスを身につけたところ、同僚から「素敵!私にも作って」と依頼され、アクセサリーを作成し販売。口コミで依頼が増えてきました。
 
その後、自らが作ったアクセサリーを販売するだけでなく、アクセサリー作りの楽しさを広めたいと「アクセサリー教室」を週末で開催。
 
自分の好きなデザインで作りたいという女性や、奥様・彼女のプレゼントにと男性の方まで、多くの方に参加してもらっています。
 
さらにスキルアップのために、Iさんご自身がアクセサリー教室へ通い、ついにネット販売を本格化。月3~5万円の収入を得られるようになってきました。
 
趣味が副業となり、作りがいだけでなく収入アップにもつながっています。
 
現在、育児休暇中のIさんは、本業だけでなく副業があることで自分の時間を有意義に使えているそうです。
 

Aさん(40代女性)の場合

10年間お勤めしている会社も、残業がなくなり毎月約4万円の収入減。
 
以前から投資に興味があり、FPの資格を取得。知人の運営するFP事務所で行われるセミナーのサポートや執筆などで、月々2~3万円の収入を確保しています。
 
今後はさらに収入を増やせるよう、他の金融関連の資格取得を目指しているそうです。
 
本業の会社が副業OKということもあり、Aさんは週末や会社が終わった後の時間を副業にあてています。ご自身が興味のあること、資格取得で得た知識を活かせる副業が楽しいそうです。
 
また、減ってしまった収入を補てんするために始めた副業ですが、定年後もできる仕事を早いうちに見つけられたことも良かったとおっしゃっています。
 
事例のお二人のように、少しずつできることからスタートすると良いのではないでしょうか。ご自身の趣味や知識を活かして、これまでの生活に充実感と収入をプラスできる副業をお勧めいたします。
 
では、実際に副業を始めるにあたり、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
 
いくつかポイントをお伝えいたします。
 

≪副業で気を付けること≫

(1)スケジュールの確認
いつ、どのぐらいの時間を副業に費やすか
 
(2)環境整備
ご自身の生活にかかわる人の理解や協力など
 
(3)事業計画
短中長期でのビジネスモデルを考える:特に資金面
 
「副業」とは言え、1つの会社を作るイメージで計画してみましょう。
 
(1)のスケジュール確認ですが、これはとても重要です。週末に行うのか、平日の仕事前後の時間を使うのか、本業に影響のない範囲で副業をするためには時間管理をしっかり行いましょう。
 
(2)の環境整備、これはご家族や会社の理解などにあたります。プライベートの時間を費やす訳ですから、ご家族のいらっしゃる方は副業を始めるにあたり協力してくれるのか、家事の配分など相談されてからの方が良いでしょう。
 
また、会社への副業申請などが必要な場合もありますのでこちらも確認をしてください。
 
(3)副業も1つのビジネスです。1日、1カ月、1年、3年後など単中長期でどのように展開していきたいか計画をします。特に資金面は重要です。
 
自らが投じた時間は対価(収入)として得られているのか、経営者の目線でチェックをしてみてください。
 
定年退職後、第二の人生で起業する方も多いかと思います。年金だけで生活するのは困難な時代。少しでも収入につながるお仕事が必要です。
 
今回お伝えした「副業」はまさに第二の人生の収入につながること。早いうちから準備すれば、必要なスキルや人間関係などを構築していく時間を確保できます。
 
事例のIさんもAさんも副業にかけた資金はごくわずか。スキルアップも副業で得た収入で賄えています。スモールステップアップですが、継続することで大きな力になります。
 
また、何で副業をすれば良いか分からない方は、ご自身が楽しめることに目を向けると良いでしょう。好きでなければ継続できません。楽しめる仕事であれば、第二の人生を楽しみながら収入を得ることができます。
 
副業でご自身の可能性を広げるとともに、収入アップを目指してチャレンジしてほしいと思います。
 
Text:藤井 亜也(ふじい あや)
株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長

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