更新日: 2023.03.12 その他
【定額制夫の「こづかい万歳」】実際お小遣い「月2万1000円」は高い? 安い? 作中の節約テクニックも紹介
また、作中から取り入れたい節約テクニックも紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「こづかい万歳」とは?
『定額制夫の「こづかい万歳」 ~月額2万千円の金欠ライフ~』は、週刊モーニングで連載中のドキュメント漫画です。作中から多くの節約テクニックを学べることから人気を集めています。漫画の主人公は作者の吉本氏本人で、年齢は45歳、2児の父親です。
吉本氏は、毎月1日に2万1000円のお小遣いをもらいます。以前のお小遣いは3万円だったものの、子どもが生まれて出費が増えたこと、さらには自宅で仕事をしていて昼食代が掛からないことを理由に3割カットとなったようです。
男性会社員のお小遣い額は4万円弱
株式会社新生銀行が行った調査によると、2022年の男性会社員の平均お小遣い額は月額3万8642円でした。前年より68円減少しましたが、ここ数年のお小遣い額の推移は増減をくり返しているため、数年単位で見ると大きな変動はありません。
会社員と漫画家の吉本氏では事情が異なりますが、平均お小遣い額だけを見ると月2万1000円のお小遣い額は安いといえるでしょう。ただし、作中でも解説があるように自宅で仕事をしている吉本氏は昼食代が掛かりません。
同調査によると、男性会社員の平均昼食代は1回623円です。月に20日出勤したとして、1万2460円の昼食代が掛かります。仮に昼食代を自分のお小遣いから出している場合、自由に使える金額は約2万7000円となります。その点を考慮すると、昼食代が掛からない吉本氏のお小遣いは妥当といえるかもしれません。
作中で登場する節約テクニック
お酒もタバコもしない吉本氏にとって、唯一の嗜好品はお菓子です。月2万1000円のお小遣いのうち、約1万円はお菓子の購入代に消えてしまいます。残りの約1万1000円で乗り切るために、吉本氏はさまざまな節約テクニックを披露します。特に、残金が少なくなる月末には少し切なくなるほどの節約エピソードが登場するのです。
例えば、自宅に来客があるとうるさくて仕事ができないため、吉本氏は近くのフードコートに避難して仕事をします。その際に38円(税込み)の缶コーヒーを購入しようか迷いますが、コスパを考えて1リットル84円(税込み)の無糖コーヒーを購入します。節約のためには価格だけに惑わされず、コスパを考えて慎重に商品を選ぶことが重要です。お菓子を選ぶ際も、量が多くて日持ちがするカレーせんべいを選びます。
「こづかい万歳」から学ぶことは多い
話題の節約漫画「こづかい万歳」は、作者自身が体験したドキュメント漫画であるだけに妙なリアリティーがあります。月2万1000円のお小遣いのうち1万円をお菓子に使ってしまうなど、使いみちはやや独特ですが、「唯一の楽しみ」と表現していることを考慮すれば仕方がないのかもしれません。作中にはさまざまな節約テクニックが登場するため、ぜひチェックしてみてください。
出典
モーニング公式サイト 定額制夫の「こづかい万歳」~月額2万千円の金欠ライフ~
新生銀行 「2022 年会社員のお小遣い調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部