更新日: 2023.03.01 その他
大切な「猫」の一生にかかるお金は「300万円」近く! 食費や医療費はどのくらいで考えておくべき?
そんなペットの代表格といえば猫ですが、意外と毎月お金がかかるもの。具体的に猫を一生かわいがるには、いくらお金がかかるのでしょうか。Money Campusが発表した調査結果をひもといてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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猫の一生には300万円近く必要! もっともかさむのは食費
この調査は、2021年以前から猫を飼っている20~60代の男女3000人を対象に行われたもの。ずばり、猫の一生でかかるお金は「264万6956円」という結果が出ています(平均寿命を15.62歳として算出)。具体的に、日常的にかかるお金から見ていきましょう。
1位:食費 64万4885円
2位;猫砂、消臭シートなどトイレまわり費 36万936円
3位:消耗品費 22万4627円
これらを合計すると、123万9448円。1ヶ月あたり約6800円かかるという計算になります。ざっと計算して今現在もっと高くついているという人は、一生を考えると消耗品などを少し節約してもよさそうですね。
とりわけかかるのは、やはり食費。1ヶ月で3500円は見ておきたいものです。食費の分布は以下のとおり。
1位:2501~3000円 12.4%
2位:1501~2000円 11.8%
3位:1001~1500円 10.3%
4位:2001~2500円 9.7%
5位:4501~5000円 9.6%
1000円以上3000円以下に収めている人が4割以上ということがわかります。ランキングに入っていない金額帯を見ても、5000円以上かけているという人は2割ほどでした。
ただ、体質や加齢などで特別な食事を買わなければならなくなるケースを考えると、平均の3500円に収めるのがむずかしくなることも。そのあたりは臨機応変に猫ちゃん優先で考えていきたいですね。
ペット保険のお世話に? 医療費も高額
次に、ときどきかかるお金について見てみましょう。
1位:医療費 46万8419円
2位;暖房費 39万3363円
3位:冷房費 26万2038円
4位:健康診断費 11万2746円
5位:ワクチン費 6万7856円
合計で130万4422円。日常的にかかるお金より合計で上回っています。
一般的に夏場より冬場の電気代のほうが高くなるため、こちらも暖房費のほうがかさんでいますね。猫をはじめペットがいる家庭では、夏場・冬場など24時間エアコンをつけっぱなしにしていることも多いでしょう。猫が快適に過ごせる環境づくりはもちろんですが、エアコンの効率を上げる工夫をするなど、積極的に節約していきたい項目でもあります。
さて、気になる1位の医療費については、以下のような分布に。
1位:0円 48.9%
2位:1万1~5万円 19.2%
3位:1~1万円 18.7%
4位:5万1~10万円 5.7%
5位:10万1~15万円 2.4%
ほぼ半数の人の猫が、病気やけがとは無縁で健康に過ごせたことがわかります。
持病で通院が必要な猫の場合など、定期的に医療費がかかるとここの出費は大きく変わってきますね。ペットは公的な医療保険がないため、なにかあれば全額負担することに。窓口で請求に驚いたというケースも少なくなさそうです。
いざというときのために猫用の貯金をしたり、ペット保険を検討したりすることも必要なのかもしれません。
このほか、猫をお迎えする初期費用は、11万2086円という結果が出ています。譲渡や購入の費用、去勢や不妊手術費、そしてベッドやタワーといった基本的なアイテムをそろえるのに約11万円かかるということですね。
この調査結果から、大切なペットの一生を考えるうえでの費用が見えてきました。かけがえのない存在のために、払うべきものはしっかり払い、節約できるところでしっかり抑えてバランスをとっていきたいものですね。
出典
Money Campus「猫の一生にかかるお金はいくら?食費や医療費など生涯の飼育費用を3000人調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部