更新日: 2023.02.18 子育て
【ドラえもん】のび太が「神成さん」の窓ガラスを割ってしまった! 弁償は1枚いくらかかる?
現実世界であれば、たびたびガラスを割られている神成さんの被害額は結構な額になっていると思いませんか。野球をしていて割ってしまった窓ガラスは誰が弁償すべきなのか、弁償するとしたら一体いくらかかるのか検証していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
割れたガラスの弁償は親であるのび助がすべき
子どもが他人の家の窓ガラスを過失で割ってしまった場合、親がその責任を取ることになります。なので、のび太が神成さんの家の窓ガラスを割った場合は、のび助(または玉子)がのび太とともに神成さんの元へ行き、菓子折り等を持って謝罪し、弁償する旨を伝えなくてはいけません。
ここで気になるのが「誰がガラス交換業者を選ぶのか」です。優先権があるのは被害者である神成さんです。極端な話かもしれませんが、仮に神成さんがガラスを割られたこの機会に高額の高性能な防弾ガラスに交換することも可能です。代金はのび助が支払うのでいくらになろうが神成さんには関係ありませんからね。
ちなみに神成さんが窓ガラス修理の要請などしている暇がなく、業者の手配などをのび助に任せるとなった場合は、のび助が対応することになります。気をつけなければならない点は、窓ガラス交換業者が来る日と、神成さんが家にいる日を調整しなくてはならないことです。家主が不在の場合は業者は家に入ることができないので、のび助は日程調整を入念に行わなくてはなりません。
窓ガラスの修理代は1~3万円
窓のサイズ、ガラスの種類によって修理代は異なります。今回は横60センチメートル縦170センチメートルほどの窓ガラスとして計算してみると、修理代はおよそ3万円です。意外と高額です。
のび太が一体何回神成さんの家の窓ガラスを割ったかは不明ですが、仮に10回割っていたらその弁償額は30万円になります。のび助がこれだけの金額を作中で支払ったかどうかは不明ですが、そこまで人の家の窓ガラスを割ってしまうのであれば、河川敷などのもっと広いところでやればいいのにと思ってしまいますよね。
窓ガラス修理には火災保険か個人賠償責任保険(特約)が使える場合がある
窓ガラスは保険で修理できる場合があります。火災保険か個人賠償責任保険(特約)です。火災保険を適用する場合はのび太が神成さんの家の窓ガラスを割った場合、神成さんが火災保険に入っていれば適用される場合があります。しかし、火災保険を使う場合だと神成さんが全て手続きなどをしなくてはいけないので、よほど人がよくないと使わないと考えられます。
のび太が神成さんの家の窓ガラスを割っているので、このパターンだと個人賠償責任保険(特約)を使うことになりそうです。
個人賠償責任保険(特約)は子本人に掛けるものではなく、火災保険・自動車保険・クレジットカードの特約で加入する場合が多く、家庭内の誰かが加入していれば保険適用になります。個人賠償責任保険の多くは示談交渉サービスが付いているものもあり、のび助とのび太が神成さんに謝罪したその後の業者の手続きなどは保険会社と神成さんが行うので安心です。
子どもは何をしでかすのかわからないので個人賠償責任保険に加入しておこう
現代では空き地で野球をしていてよそ様の家のガラスを割るなどということはあまりなさそうですが、友人の家に遊びに行った時などに、テレビや高価な家財を子どもが壊してしまう恐れもあります。弁償などで多額の費用がかかるかもしれません。
個人賠償責任保険なら自動車保険やクレジットカードの特約で加入できます。もしもの時のために保険に加入しておくと安心です。子どもは悪気がなくても、何をしでかすかわかりません。子育て中の家庭では、今一度保険内容の確認をした方がいいでしょう。
出典
ソニー損保 個人賠償特約(個人賠償責任補償特約)
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執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部