更新日: 2023.02.18 その他

夫が「子どものために戸建てを」と言っていますが金銭面が心配です…賃貸より戸建てのほうが良いのでしょうか?

夫が「子どものために戸建てを」と言っていますが金銭面が心配です…賃貸より戸建てのほうが良いのでしょうか?
子育て世代にとって、住宅事情は大きな問題です。子どものことを考えれば、のびのびと暮らせる戸建てが魅力的に映りますが、戸建てを購入するとなれば金銭面での負担は大きくなりがちです。
 
一方、賃貸もそこに住み続ける限り賃料を支払わなければならないといったデメリットがあります。では、戸建てと賃貸を比較した場合、両者には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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戸建てのメリット・デメリット


 
戸建てを購入するメリットは、まず資産形成ができる点にあります。自分の所有物にすることができる戸建ては、万が一の場合に売却して資金を得たり、あるいは人に貸し出したりすることなどもできます。将来的な運用の幅を広く持つことができ、ローンを完済できれば老後の生活も安定させやすいといえるでしょう。
 
一方で、戸建てを所有すると、簡単には住み替えできない点にデメリットがあります。戸建ては高い買い物になるため、何か不満があっても安易に引っ越すことはできません。
 
また、固定資産税や都市計画税といった税金面でも、戸建ては賃貸に比べて不利だといえます。万が一、収入が減ったとしても、住み替えが難しい戸建てではローンや税金が生活の負担になってしまうことも考えられます。
 
将来的に子どもが自立して家を出ていくとなった場合、戸建ては夫婦2人の生活では広すぎるといった側面もあるなど、生活の変化には対応しにくい部分があるので、将来設計をしっかり立てたうえで購入を検討することが重要です。
 

賃貸のメリット・デメリット

賃貸のメリットは、まず基本的に住宅関係の支払いを賃料に集約できる点にあります。戸建ての場合、住宅ローンのほか、固定資産税や住宅設備の修繕費など、住宅関連の出費が多数あって複雑です。
 
一方、賃貸の出費は基本的に賃料や管理費などしかなく、建物が破損したとしても入居者は修繕費を負担する必要が基本的にありません。不満があれば新しい住まいに移り住むことも難しくなく、たとえ収入が減ったとしても引っ越しすれば収支が合わなくなることも防げるでしょう。
 
ただ、戸建てであれば住宅ローンを払い終われば資産として扱えるというメリットがありますが、賃貸の場合は住み続ける限り賃料を支払わなければならないというデメリットがあります。また、自分の所有物ではないので、リフォームしたいところがあっても自由にできない点もデメリットだといえるでしょう。
 
賃貸に住むためには基本的に審査があるので、特に年を取って年金以外の収入がなくなると、住める物件がかなり限られてしまうかもしれません。高齢を理由に賃貸契約の更新を断られる場合もあるなど、将来的なことを考えた場合は難しい側面もあります。
 

戸建て購入は早めがお得? 将来を視野に入れてしっかり検討しよう

戸建てが良いか賃貸が良いかは、人によって収入や資産の状況などが変わってくるため、一概にどちらのほうが良いかを断言することはできません。ただ、将来的に戸建てを検討しているなら、なるべく早めに購入したほうが良いかもしれません。
 
賃貸住宅の賃料は出費として出ていくだけで、住宅ローンのような将来的な見返りがないため、戸建ての購入が遅れればトータルとしての住居費は高くつくことになってしまいます。自身の収入状況や将来設計も考慮に入れつつ、最適な決断ができるように検討してみましょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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